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2018年08月06日

焦る

9月下旬に開催される地橋先生のヴィパッサナー瞑想の1day合宿に参加することにした。申し込みが出遅れたのでちょっと心配したけれど運よく参加OKとなった。

前回は2016年12月。1年9カ月ぶり。どっぷりと強制的に自分を空にする1日。

あれから何が変わっただろうか。

プライベートは引き続き飼猫の看病一色。2回くらい「もうだめなのか」と思った時期があった。今は摂取カロリーの7割くらいが強制給餌。

高齢者の方の胃ろうと一緒。やむを得ずスタートする。止める決断は難しい。

ペットを飼っていない方にとっては「ペットはペットでしょ」なんだろうけれど。私にとっては家族以上の存在なので。毎日別離の不安を抱えて暮らすのは少々きつい。

執着だなぁと思う。自ら苦を抱え込んでいると思う。しかもまだ起こってもいない悲しみにしがみついている。私は賢者ではないからなぁ…。

仕事は問題なし。というか、仕事上のトラブルなんて、うちの子の闘病に比べれば些細なこと。と、思えるようになったのは収穫かも。

とはいっても、8月後半からスタートするお仕事は私が長い間注意深く回避してきた領域に入っていなかなければならない。数年前から勉強をしてきたし、部分的な実践もしてきた。

100%上手くいくという確信はない。そんなのを待っていたら、きっと一生できない。だったら止めるか?なんだけれど、お客様も私もやった方がいいと思っている。だからやるしかない。

知識とスキルの備えもしっかりするけれど、それだけでは足りない。答えはわかっているのだけれど。できるのか?? 友人からいただいた中村元博士の仏教入門を読み直してみる。

う〜〜ん。1年9カ月、私は一体何をしていたのだ…。時間は有限なのに。

気を取り直して合宿までの1カ月半、ちゃんと瞑想をしよう。
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2018年07月27日

断捨離したい!

部屋の乱れは心の乱れ。大人なので散らかしはしないけれど日に日に部屋がくすんでいく。

ああ、フローリングにワックスをかけたい。いらないものを悉く捨て去ってしまいたい。

ミニマリストの部屋みたいに静謐に包まれて暮らしたい。

何となく私の中に“ミニマリスト部屋”のイメージがあるのだけれど、それって普通?、勘違いしてない?。あんまり自分を信用できない。特に新しい概念については。

そこで、「ミニマリスト 部屋」で検索したら、「ミニマリストの部屋の7つの特徴」という記事が出てきた。

特徴1:低反発マットレスがある。ですと。ベッドじゃないってことね。マットレスでもいいけど、そのマットレスは寝るとき以外は見えないところに収納しておきたいな。でも、ミニマリストの部屋は収納スペースが少なく、家具もない。ただの箱だ。

箱といえば、1996年から2年間、JR芦屋駅前のオフィスビルの40平米のスペースに住んだことがあった。夜間の住民は私だけ。オフィスビルだから。

北側には六甲山脈、南側はJR芦屋駅、そのはるか向こうに海。北と南は全面腰高窓。あけ放つと風が通る。収納なし。40平米のただの長方形の箱。

あそこは最高だった。芦屋の駅前生活は今思えば一種の断捨離だったような。居心地のよい会社、居心地のよい住まい、気心の知れた温かい仲間。大好きなものや人に囲まれて自分と周囲の境目がどんどん曖昧になるのに焦りを感じて、とりあえず会社を辞めて、とりあえず東京へ引っ越しした。

でも、あそこは今でも思い出す。もう一度住みたい部屋だ。

ミニマリスト部屋の特徴2:椅子と机が質素。

私の机は高価ではないけれど質素とは言えない。たぶん。英BISLEY社のスチールキャビネット2つに分厚いガラス天板を渡して机にしている。昔のおしゃれ系男性誌の「ボクの書斎」特集とかに出てきそうな感じ。日本製と違って結構いい加減な作りで引出しの開け閉めとかものすごくきつい。使い勝手ははっきり言って悪い。でもいいの。見た目が好きだから。

椅子はもっと凝っている。木を選んで体に合わせて作ってもらったセミオーダー品。トチノキ本柾目の虎斑入り。一時、「年齢と同額の物を自分にプレゼントする」というのが流行っていませんでしたっけ?バブルっぽいけれどバブルよりもかなり後。前いたコンサルファームをそろそろ辞めようと思っていた時期。尋常じゃなく猛烈に働いていたので自分へのご褒美として。結局、その後、3年くらい勤務したけれど。

当時42歳だったから42万円。本当は41.5万といわれたけれど、「42歳の記念なのだから42万にしてくれ」と言ったら、椅子作家さんがとても驚いていた。椅子を作った余りのトチノキで素敵なカップを作ってくださり、きっちり42万にしてもらった。

あーあ。ミニマリスト生活は特徴その2で挫折。この机と椅子は手放せない。

ちなみに残りの特徴は、3.家賃が異常に安い、4.洋服が10着以内、5.同じ靴が3足、6.Apple製品が好き、7.座る場所がない(スペースはあるけれど…板張りはおしりが痛い?)という具合。ちょっと偏ってないですかね…。若い男の子のミニマリストだからだな。中年女性のミニマリスト部屋を参考にするべきだった。

なぜ、今、断捨離をしたいのか。

20年間のコンサル生活で詰め込んだ知識がちょっと邪魔。最近は、「へー、そことここがくっつくか!」という統合がかなり起き始めていて、それはそれで楽しい。でも、直観力は鈍る。知っているが故の恐怖が増す。

コンサルが知識を持ってお客様の恐怖を正確に理解することは大事だと思う。でも、自分自身は恐怖心を克服したい。

優秀な人は積上げた知識を整理して統合したり体系化したりしながら直観力も駆使できるのだろうけれど。私はそこまでキャパが大きくない。だから、捨てるものは捨てて空き容量を増やしたい。

めざすは、多くの知識を蓄えているけれど頭の中はすっきり整理統合・体系化ができていて、必要な時に必要なものを即座に取り出せる頭の良さ。

お客様の恐怖の根源が何かを理解して対処できる知恵と胆力。

情熱、楽観、ユーモア。状況を俯瞰する余裕。自分を信じる力。そんなところ。かなり欲張り。

「来月から異次元突入プロジェクトがスタートする。中旬以降だな、ワクワク。」と余裕をぶっこいていたらリリースした途端クライアント様側でいろいろなご反応が起きた。

そっか。最初に対処すべきは「不安」なのだな。φ(..)メモメモ。

とりあえず体力つけておこう。あと、ヴィパッサナー瞑想。
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2018年07月23日

すごい人

今週も暑くなるらしい。命にかかわる危険な暑さ。大げさな表現ではない。気をつけなくては。

暑さに呆然としている間に7月も下旬に突入。今月は仕事とプライベートの両方でとっても魅力的なすごい人に会ってお話をする機会があり、大いに刺激を受けました。

お一人はお仕事でインタビューをした方。

企業人としては結構遅咲きデビューなのかなと思われるのですが、ご自身の才能と実力と度胸とお人柄(・・・と延々と続く)で高度な専門性と実績がものをいう領域で確固たる地位を築き、定年年齢を超えた今もご自分の会社を設立してご活躍していらっしゃる。

かなり尖った部分をお持ちなのに当たりがとても柔らか。大きな目的を達成するために何を取り、何を捨てるかがはっきりしていらっしゃるのだと感じました。

でも捨てるものへの配慮があるし、完全に捨てるわけではなく、とりあえず横に置いておくというのもあり。さすが会社の浮沈にかかわる交渉の修羅場を潜り抜けてきたプロ。かっこいい。

インタビューしていて、「できる人」はたくさんいらっしゃるのだけれど、「すごい人だな」と思うことはそれほど多くありません。学びたいなぁ。いろいろ。

もうお一人はプライベートで知り合った方。

飼猫の闘病で不安を抱えていた2016年の冬、書籍だけは持っていた地橋先生のヴィパッサナー瞑想の1dayワークに参加しました。10時間くらいひたすら黙々と瞑想するという研修。

ヴィパッサナー瞑想というのはインド(原始仏教)の最も古い瞑想法で、妄想や雑念を抱かないために一瞬一瞬の今に意識を引き留めてておく瞑想のことです(私の解釈なので正確ではないかもしれません)。

ちなみにタイの洞窟に閉じ込められた少年たちが大人でも耐えられないような過酷な状況で生き延びられたのはこのヴィパッサナー瞑想をしていたからだと聞きました。

その1dayワークでは昼食を摂るのもお手洗いに行くのも修行。食べることも瞑想、用を足すことも瞑想。

それを無言で10時間通しで行うので結構きつい。参加条件が厳しかったのも納得です。「瞑想って面白そう。行ってみようかな♪」というノリだと30分で音を上げるような研修でした。

口を開いたのは慈悲の瞑想を唱えたときと最後に全員で1日の振り返りをした時間のみ。

参加者の中に一人、瞑想に没入と言うか、周りとは異なる空間を作っている方がいらっしゃいました。静謐さというか、厳しさというか。(←それが気になっている時点でヴィパッサナー瞑想が全然できていない証拠)

研修中に参加者同士が話をする機会はなく、ワークが終わったときに名刺をお渡しして数分立ち話をした程度だったのですが、その後、メールのやり取りがあり、原始仏教の本を2冊いただきました。

本を読むたびに思い出していたのですが、私の瞑想と原始仏教の勉強は一向に進まなかったため、本の感想をメールすることもできず、気づけば1年半が経過。

「少しは理解できた」というところまで待っていたらいつまでたってもきちんとした御礼ができないと思い、先日の大雨と地震にかこつけて(大阪の方なので)メールをしてみたら、「今、〇〇にいます」との返信。うちから数駅の場所にいらっしゃる。

東京滞在の最終日のランチをご一緒できることになり、今年、入試に社会人枠がある地方国立大を受験して原始仏教について体系的に学びたいというお話をうかがう。そのためには非常に狭き門の社会人入試を突破しないといけないらしいのですができれば大学院にも進みたいとのこと。

私と同年代の方がこれから6年間を学生として学ぼうとされていることにまず驚きました。専門医でいらっしゃるので、この方が原始仏教を体系的に学ばれてご自身の専門領域と融合されたときにどんな新展開があるのか非常に興味が湧きます。

私の専門である人や組織の領域でもニーズは高いのではと思います。「宗教色を消さないとビジネスの世界では受け入れられにくい」というのが私たちの共通認識。

「原始仏教」と限定しても学ぶべきことはとてつもなく多くて、たぶん、西洋の文化や宗教観に立脚した研究と東洋のそれとではお釈迦さまの言葉の解釈もかなり違うんだろうなぁ(と素人ながらため息)。

それらを体系的に学んだうえでご自身の仮説を打ち立てていかれるのだと思うので、そりゃぁ6年くらいはかかるのだろう。眩暈がしそう。

とか言いながら、「6年後じゃなくて、2年次から何かできませんかね」などと妄想を膨らませる私。欲に塗れている。全然、ヴィパッサナー瞑想の修行ができていない…。

これは仏縁(仏様のお引き合わせ)と勝手に思っています。相手が必要とするものを提供できる、提供できないにしても何かしらの支援ができる者同士が必要としているタイミングで出会うこと。

来月から「異次元突入」と思っている仕事がスタートします。実は私も仕事上の大きな転換期にいて、迷いや恐れを感じることはあります。それを言うと、「こうして会ったということが既に変わり始めているという証なのでは」という言葉をいただく。

ああ、確かに。

勇気百倍です。
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2018年06月08日

自分を信じ抜く力

ムギオの食欲がかなり戻ってきました。ラプロス効果?

わからない。ネットで検索していて服用一か月後位から食欲が出てきたという飼い主さんのコメントを読んだことはあるけれど。

本当に猫のことは分からない。ある日突然食欲がなくなり、お腹をくだす。理由がないわけではないのだろうけれど。主治医の先生ですら、「わからない」とおっしゃるのだから、素人の飼い主にわかるはずがない。

なので、起きている症状だけを見て速やかに対処するのが一番だ。ということはわかっていても右往左往する。

お腹の方もまだかなりゆるいうんちだけれど、血が混じるというのは脱した。形もうっすら出てきたし。たぶん、1週間以内に回復するのではないかな。

そういうわけで、飼い主の気分も復活気味。懸案の組織(=関係性)開発案件の進め方の検討を始める。

上司と部下の関係がうまくいっていない組織や人間関係に問題がある組織でよく聞く言葉。「〇〇してくれない」、「言ってもムダ」。

失われた信頼を取り戻すための仕掛け作り。

部外者から見ていると、そういう状態の組織では、相互理解以前に自己理解・自己尊重がうまくできていない(一時的に)ように感じられる。その代償のように、「私を認めなさいよ」、「なんで認めてくれないの」という承認欲求が肥大化しているように見える。

私が知っている手法の中から何をどんな順番で実施するのがベストか。

提案時に考えてはいたのだけれどわずか数カ月で組織の状態が変化していて、当初のプランでは上手くいきそうにない部門ができていたりする。その部門だけは、当初予定のワークの前に1工程、メンバー各人の気持ちをほぐすワークを入れることにする。

葛藤、軋轢、不信がある中に外部から入っていくわけなので怖くないというと嘘になる。

ただ、人には自分を傷つけているものに向き合い対処する力がある。私のように外部から介入してワークを先導する人間には“手法”の知識以上に、クライアントの自己修復力を信じ抜く覚悟があるのかが問われると思う。

そして、「他人を信じ抜けるか」ということは「自分を信じ抜けるか」と問われているのと一緒。

コンサルになって5年目くらいだから今から15年くらい前の話。あるクライアントに対して、「これはこのクライアントさんにはちょっと無理だよなぁ」と思って引っ込めたプランがあった。

クライアントとの打ち合わせから帰るタクシーの中、西新宿の交差点で天から声が降ってきた(マジで)。『ああ、そうか。これはクライアントさんに無理なんじゃなくて、私に無理なんだ』。

それ以来、「クライアントに無理なことなどなくて、ただ、私にできないだけ。今の私には無理なんだ」という点だけははき違えないようにしている。

この15年でどれだけ自分を信じ抜く力が強まったのだろう。

人間関係というのはどっちかというと苦手意識のある領域。でも、そんなことも言ってられないよなぁ…。クライアントが望むことを実現するためには避けて通れないし。

まあ、『どっちかと言うと苦手』というコンプレックスもなんか役に立つんでしょ、いやむしろ、それが武器になったりして、という程度には自分を信じることができるようになっているのかも。

そういうわけで、夏から、今までとはちょっと異なるアプローチをとることになる。が、しかし、アプローチが異なるだけで、めざすところは「変化」なので今までと同じ。あ、でも、やっぱり、コンサル臭は抜いとかなきゃいけないのだろう。

それではまた。
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2017年12月28日

2017年仕事納め

今年最後の提案書を書きクライアントへ発信。今年も色々あったけれど無事仕事納めできました。ありがとうございます!

11月まで仕事漬けだった反動で、12月は来年に向けた提案書作成以外はのんびりと過ごしました。そして、久しぶりに人とたくさん会って、たくさんの刺激を受け、新たな情報や視点をインプットできました。

うちの子のがん手術以来、お客様先へ伺う以外は自宅に引きこもる日々がもう1年7か月続いているので、外出は本当に久しぶり。

主に企業サイドで責任ある立場で人材育成や組織開発、事業開発や経営に携わっていらっしゃる方々が多く、お話をうかがっていて勉強になることばかり。お返しすることが少ないのが申し訳ない気持ちですが、多くの方に言われたのが、「すごく楽しそうですね」ってこと。

へぇ。そう見えるんだ。これからやりたいと思っていることをしゃべっていたからかな。本人的には楽しいというより、テンションが上がってる感じなんだけれど(それを楽しいというのでしょうか)。ちょっと恥ずかしいけれど嬉しい、かも。

12月に書いた提案書はいずれも新しい要素を入れてみた。新しいと言っても、「全くやったことがない」というわけではなく、「従来のやり方に新しい要素、隣接領域の手法を3割程度位入れてみた」という感じ。

私にとっては、人事制度、リーダーシップ開発、アセスメントは従来領域。取り入れた新しい要素は組織開発と事業開発(組織開発に関しては今年1年実績を積んできたので本格的に打ち出すよって意味です)。

事業開発に関しては「技術×ファイナンス×イノベーション×経営」というハイスペックな業務提携先も見つかった。弊社の強みである「人×組織」とのコラボレーションで面白いことができそうです。

とは言え、取り組みはスタートしたばかり。「人」の領域は企業側も私たちのような外部専門家にすんなりと任せて下さるが、「事業×組織」となると、ビジネスの本丸、経営の根幹に関わってくるので、そう簡単には扉を開いてくださらない(本当は「人」こそ経営の根幹なんだけど、経営者は意外とそこは人事部任せの方が多い。そのせいか、「人」単体で仕事を請け負うと、ビジネスの本丸、経営の根幹まで到達できず、ということが多い。「人」×「組織」×「事業」揃ってこそのチェンジマネジメントだとつくづく悟った2017年)。

「九敗」でも次の「一勝」を信じて諦めず、3年くらいかけてじっくり育てていきたいと思っています。と言うわけで、年末年始は勉強したいことが山ほどある。

社会人になってウン十年。自分で動いた転機が2回、降ってわいた転機に乗ったのが1回。今度のは乗るのと動くののハイブリッド型転機になりそうな気がする。来年は刺激的な年になりそうで、怖嬉しい。とりあえず体力はつけとこう٩(๑>∀<๑)۶ハート(トランプ)Fightハート(トランプ)

それでは皆さま、良いお年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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2016年02月09日

どっぷりハマる

前回の更新が9月12日でしたから、5か月ぶりです。毎年、秋口から忙しくなるのですが、それにしても、、、、です。

年も明けちゃってましたね。年明け早々、世界も日本も騒がしいというか、荒れ模様の2016年。しっかり目を見開いていかなくては。

1月はどっぷりと組織に浸かっていました。ここまで内部に介入するのが果たしてコンサルとして正しかったのかは未だにわかりませんが、濃い1カ月間でした。

今までは、「私の意見はこうです。あとは煮るなり焼くなりご自由に」と、きれいごとだったんですねぇ。。。。今回は泥まみれ? 面白い! 勉強した!

しかし、さすがに心身の負担は大きく、ラスト4日間は9度近い高熱にうなされながら、まとめ作業を行っていました。気づけば体重も5キロ減。

別件のお仕事では、社長様の人財構想10年の計の深さと現実感に触れることもできて、人と組織にどっぷりとハマる楽しさ・悩ましさを味わえています。やっぱり、この仕事、面白い。

さて、今日からは新しい仕事の準備を大急ぎで始めなくてはです。

まだ寒いけれど、日差しには春の兆しがありますね。体力つけて、外に出て、人と会って、話をしよう!
遅ればせながら、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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2015年07月29日

研修講師道

週末の研修、夜はスカイプを使ったコーチング、週明けでまた研修。明日は長距離移動で明後日研修。その間に締め切り仕事がいくつか。上半期イチの綱渡り状態が8月初めまで続く。。。

先々週引いた風邪の咳が残っていて身体はきついけれど、気持ち的には充実している。

昨年から実践の中で改善を加えてきたリーダーシップ開発プログラムの集大成版を月火で実施し、お客様である参加者の皆さまの反応を拝見できたから。

事前に事務局の方から「かなり苦戦しているようだ」というインプットをいただいていた。そう。この研修の事前課題は真剣に取り組むと大変難しい。

研修と言うのは参加者の皆さまがあってのものだということを改めて実感した。

最近は参加者の多様性が高くなっていて、メーカーでも入社10年目位になると海外で責任のある立場での赴任経験をしている方、海外ご出身のマネジャーの方がいらっしゃる。

私の研修は8割が演習。対話でも議論でも、多様なメンバー間で私の想像をはるかに超える気づきがやりとりされ、質の高いアウトプットが生まれる。多様性が増しているからこそだと思う。

今回の研修でも、最初は若干不安そうにしていた皆さまが、お互いに協力して、二日目には驚くほどの集中力を発揮しておられた。

ここまでの変化を目の当たりにしたのは私も初めて。

研修のファシリテーター(進行役)として重要なことは、
  
  参加者がお互いに刺激し合えるような場を作ることと、
  「今、ここ」で何が起こっているのかを適切にフィードバックすること、

だと思う。

私の反省点としては、例えば、グループ討議で何が起こったか、議論の進め方のどこが素晴らしかったのかはフィードバックしたのだけれど、皆さまがたった二日間で驚くほどに成長したことをもっと強くお伝えすればよかったなぁ。。。

私は講師としてまだ新参者。必死なのだ。反省は次に活かそう。

2日間を終えて、思った。

リーダーシップ開発として集大成版だなと考えていたプログラムだが、次が見えてきた。

参加者の皆さまが次の段階へ進むために必要な刺激と知恵と場を提供するような進化版を開発しなくては。

欠けているピースが何かはわかっている。夏休みの課題だな。

それでは皆様、この猛暑、ゆるゆるとやり過ごしましょう!
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2014年01月29日

鍛えの入った一手、泣きの入った一手

お客様とイノベーションの話をしていて、「直感」という言葉が心に残った。

直感なら、羽生善治さんでしょっ、ということで、遅ればせながらベストセラーの『決断力』と『大局観』を読んでいる(両方とも角川書店の新書、「角川Oneテーマ21」)。

突き抜けた人の頭の中をのぞかせていただけるのは本当に刺激的だ。本筋とはあまり関係ないのだけれど、印象的だったのが次の二語(『大局観』より)。将棋界でよく使われる言葉だそうです。

・「鍛えの入った一手」
  負けにくい一手、慌てない一手、今まで苦しい思いをしていなければ指せないような一手の事

・「泣きの入った一手」
  勝負の厳しさを知ったシビアな一手の事

鍛えの入った一手や泣きの入った一手には、慎重に、手堅く、負けにくく、思慮深いという傾向があり、経験を重ねていくなかで身についていくのだそうだ。

奨励会に入る前は、自分も相手も自分の指したい手を指して、それで勝負がどう転ぶか、という感じだけれど、奨励会入会後は、そうそう自分の指したい手を指させてもらえず、必然的に自分も相手の手段を封じるような手を選ぶようになる。

そんな一瞬たりとも気の抜けない、考えに考えた、じりじりする勝負を重ねて、「鍛えの入った一手」や「泣きの入った一手」を指せるようになる、のだそうだ。

そのうえで、敢えて盤上に混沌を生みだす一手や、直感による一手があるのだから、超一流の人が作る勝負の世界は果てしがない。

私の仕事の中では、研修のような基本的に初対面で気心のしれない方々を相手にする仕事は、「鍛えの入った、泣きの入った一手」をタイムリーに打てることが大事だと思う。もちろん、研修は生もの(ライブ)なので、「直感」も使わないと流れを作る大事な一瞬を見逃してしまう。

奥が深いのだ。研修の世界も。

このあたりをキチンと考えるために、羽生さんの本を手に取ったのかもしれない。まだ読んでいない方、お勧めの二冊です。
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2013年09月10日

キャリア開発&コミュニケーション研修

あれまー。2カ月も更新をさぼってしまいました。

東京はここ数日涼しくて、とても過ごしやすいです。今年の夏は異常気象でした。大変な思いをされた方も多いと思います。なんだか、異常であることが常態化しそうで怖いです。

私は夏休みも取らず、仕事をしたり、新たな研修プログラムの開発をしたり、結構忙しく過ごしていました。

つい先日、開発した研修をさっそく実施することができました。

急激な経営環境の変化に伴い、経営者の求める人材像が確実にバージョンアップしています。その中で、いかにして自分を活かすキャリアを築き、仕事を楽しみ、組織に貢献していくか。

基本はキャリア開発ですが、これからのキャリアに欠かせない3C(コミュニケーション、クリティカル・シンキング、クリエイティブ・シンキング)も扱いました。

中でも集合形式の学習が効果的なコミュニケーションは3時間かけてコミュニケーションゲームやコンセンサスゲーム、傾聴のワークなどじっくりと。

キャリアや心理学の本を読んでいて感じるのは横文字翻訳調への違和感。アカデミックな理論的背景を持つことは大事ですが、それはプログラム開発側が理解していればよいこと。

よって、私の研修は出来る限り横文字は使わず、理論のお勉強はなし。全編ワークショップ形式です。

2日間で15のワークを体験していただき、様々な観点からの自問自答・他問自答で「本当の自分」を掘り起こしていく。

考え、
書いて、
話して、
質問を受けて、
考えて答え、
共感的なフィードバックを受け、
自己を再発見する。

そうやって来し方を振り返り、将来を展望する。
参加者の皆さんにとってはかなりハードな研修だったと思います。

根を詰めるばかりでは疲れるので、心理学で使う面白動画を観ていただいたり、発想の転換が必要なクイズを楽しんでいただいたり、演劇的な要素を取り入れたワークを体験していただいたり。

研修を終えて、「やっぱり、私が学べるのは現場だな」という思いを強くしました。自分が実施する研修は私にとってはまさに現場。研修プログラムは、「このテーマなら、このコンテンツとこのプロセスが最も効果的に理解・体感していただける」という私の仮説です。研修はその仮説の妥当性を検証する場でもある。

もちろん検証するだけでは、受講者の皆さまにとっては「お前の仮説の検証のためにやったんかい」ということになるので、検証しながら、その場でどんどん改良し、今の私に出来る最高のサービスをご提供します。

コンサルタントとして課題解決をじっくり考えるのも好きですが、研修は言わばお客様(受講者の皆さま)とのジャズセッションみたいなもので、ライブ感がたまりません。

ただ、受講者の皆さまにとって研修は仕事の現場ではないので、中には違和感(居心地の悪さ、ウソっぽさ)を感じる方がいらっしゃいます。そういう方にもワークにのめり込んでいただけるようにするのが講師の務めですが、私はまだまだです。たぶんそれは技術で解決するものではなく、人としての存在感・説得力の問題であろうと思います。

それはコンサルティングでも言えること。仕組はセンスとスキルがあれば作ることはできますが、意識や行動を変えて行くにはコンサルタントにも人間力が必要です。どのような仕事であろうと、最後は人間力に行きつくのですね。修業は続きます。

このたび開発したキャリア&コミュニケーション研修、結構愛せるプログラムになっており、大きく育つ予感あり。

ご興味のある方は是非、お声掛けくださいませ。
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2013年06月19日

キャリア開発と内発的動機づけに関する研修

そろそろブログを更新しなきゃと思うのは、私の場合、だいたい1カ月くらい間隔が開いたときのようだ。

前回のブログで「まだ5ヒネリくらいしないと」と書いた研修はテーマとコンテンツイメージがかなり明確になってきた。キャリア開発と内発的動機づけに関する研修になる。

骨子ができた段階で、キャリア開発や心理学がご専門で、長年大企業で人材開発のトップを務められ、現在は研修講師としてご活躍なさっている方に相談し、アドバイスをいただくことができた。この方とは以前お仕事をしたクライアントが引き合わせてくださった。

長年人事コンサルをしていて、いくつか私なりの法則を見つけた。その中の一つに「仕事ができる人には師と呼べる人がいる」というのがある。

私自身は学生時代から会社員時代にかけて、残念ながら師と呼べる人には出会えなかった。ところが、独立してから何名か師と呼びたい方々に出会い、教えを受けている。だからと言って私が”仕事ができる人”になったわけではないけれど、自分ひとりでは到底たどり着けないところへ行く道を示していただいているのは確かだ。どうやってご恩返しをしたものだろう。

さて、研修企画は気分的には富士山9合目くらいなのだが、実際の作業としてはまだまだ沢山やらねばならないことが残っている。ここからは馬力が必要になってくる。それとクライアントのお力も。

私の法則には、「コンサルタントはクライアントとのやり取りを通じてしか成長できない」というのもある。

仕事柄、専門書やビジネス本はわりと読む方だと思うのだが、そこで得るのは単なる知識と情報であって、それで成長することはない。知識と情報(+経験)を提案や仮説に落し込んで、クライアントにお話しし、クライアントからフィードバックを受けて初めて学び成長する。

そういう意味ではコンサルタントの成長にとって営業は実は重要。なのだが、コンサルティングというビジネスにとって営業は有効ではない、というのが悩ましいのだ。「お仕事ください」って売り込んでくるコンサルタントにプロジェクトを任せたいですか?

私自身、ワトソンワイアット(現タワーズワトソン)時代も独立してからも、いわゆる「売り込み営業」というのはしたことがない。そんなこんなで、売り込み営業には苦手意識を持っていたのだが、最近、「待てよ」と思い始めた。やったことがないのに苦手意識を持つのはおかしいじゃないか。

ということで、今期(早いもので4期目に突入\(^o^)/)は営業をやってみようかなと思っている。コンサルティング事業ではなく、研修事業の方だ。

面白くてためになる商品(研修)を開発しなくては!
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2013年01月22日

森信三著 『修身教授録』(到知出版社)

最近、「修身」という言葉を聞くことがあり、心に残った。私にとって「修身」と言えば、森信三の『修身教授録』だ。

この本は人間学を独学できる本を探していたときに、【現代に甦る人間学の要諦】というサブタイトルと小島直記の推薦の言葉に惹かれて購入した。

小島直記はこう言っている。

 七十代のはじめに、この書物で心を洗われた幸せを思う。生きるための原理原則を考え直し、晩年にそなえるために、これ以上の出会いはなかった。
 奥深い真理が、実に平明に、ていねいに語られていて、おのずと心にしみてくる。よほど愛と謙虚さと使命感と責任感がなければ出来ないことだ・・・・・・

志を持った企業人や政財界のリーダーの伝記で定評のある小島直記にここまで言わせる人物って、、、と思って購入した記憶がある。それにも拘わらず、「積ん読」状態が続いていた。これはもう、「今すぐ読みなさい」ということだと、読み始めた。

修身教授録は昭和12年から14年にかけて森信三先生が大阪師範学校で行った修身科の授業を生徒が口述筆記したものだ。全79講の講義が収められている。私はまだ5講目だが、すでにもう、推薦文に言う「幸せ」を感じている。

毎回、講義の前後に生徒が先生の様子を描写しているのだが、それがまた、自分も授業に参加しているような親しみを感じさせてもらえるのだ。

まだ5回しか”授業”に出ていない私が言うのもなんだが、素晴らしい本です。管理職の皆さんに読んでいただきたいなぁ。
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2012年02月29日

言志四録 − 只だ一燈を頼め。

ブログ2回程とりあげた佐藤一斎の言志四録。私は到知出版社の一日一言シリーズ、『佐藤一斎一日一言(渡邉五郎三郎=監修)』を愛読しています。言志四録全体1133条から初心者向けに366条を選び、現代語訳を加えたものです。

今の私にグッとくる訓えが言志晩録13条の「一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うると勿れ。只だ一燈を頼め。」です。晩録は一斎67歳から78歳までに執筆されたものです。

実はこれ、大学の先輩にして私の人間学の師に教えていただいた言葉です。その方も言志録の中で最も好きな一文だそう。意味を今の私の心情や状況に合わせて意訳してみます。

心に信念(志)を持つならば、先が見えないことを不安に思うことはない。いかに道が暗くとも、その思いを頼りにひたすら歩けばよいのだ。

新しいことや実績がないことに挑戦するとき、不安になります。能力もないのに身の程知らずなんじゃないか、誰からも相手にされないんじゃないかと思って。そういう風に不安を増幅させてしまっている時に、この「只だ一燈を頼め」という言葉は平常心をもたらしてくれます。

監修の渡邉五郎三郎さんは、「只だ一燈を頼め」の解説で、お釈迦様が亡くなられるときに「これから何を頼って生きていけばよいのですか」と嘆く弟子に答えた言葉 ―「自燈明、法燈明」― を引用しています。意味は、「自らを燈明とし、自分を拠り所にして生きなさい。法(真理)を燈明とし、法を拠り所にして生きなさい」ということだそう。他人を頼りにするのでなく、自らの心と、正しい教え、動かし難い真理を拠り所にして生きよということではないかと思います。

自らを信じ、自らの責任で生きる。厳しいけれど、なんと自由で清々しいことか。日本では(と大上段に構えるのは好きじゃないですが)、「もっと”個”を鍛えるべき」と言うと警戒されるんですよね。「”成果主義”の弊害」のせいでしょうか。曰く、日本企業の強みは”チームワーク”。”個”を強調すると日本の競争力の源泉であるチーム力が低下する。

ほんとですか?私は、一人ひとりが明確な自分の意思を持って、しっかりと力強く立てなければ、強いチームなどできるはずがないと思っています。優しいだけじゃ他人を支えることなどできません。

「一燈」も「自燈明」も映像が浮かんでくる一文ではないですか? 今、ふと思ったんですが、一燈を頼みに歩くときも、自らを燈明として生きるときも、その自分を映像として見る自分がいるということが肝要なんじゃないかな。自らが燈明なんだけれど、それを外から見る視点がなければ狂信、軽挙妄動の類になってしまうような気がします。
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2012年02月02日

人事コンサルタントの仕事(続き)

1月30日の「人事コンサルタントの仕事」の続きです。

図の中心に位置する「?」は何か。

それは、自分の個性や価値観であり、それをクライアントにさらけだす覚悟です。

これが会社員コンサルタント時代にはできませんでした。独立後は自分の個性や価値観がお客様に伝わっているかをとても気にするようになりました。私の能力(知識・経験)だけでなく、私自身の個性や考え方にも興味・関心を抱いていただかなくてはお声をかけていただけないからです。営業の仕事では「物ではなく自分を売る」と言われますが、それと同じです。

会社員コンサルタント時代と独立コンサルタントとしての意識の違いを図にまとめてみました。
人事コンサルタントの仕事_20120202.jpg

会社員コンサル時代は今にして思えば心を殺して仕事をしていた気がします。

最初の5年は思うように価値を出せないことに焦り、コンサル失格と言われないようただただ必死に仕事をしていました。自分の内面を見つめる余裕はありませんでした。

5年を過ぎた頃から自分の得意領域ができて少し余裕が出てきたのですが、ここで大きな勘違いをしてしまいました。クライアントファーストを貫くためには自分の個性や価値観を出すべきではないと思いこんでしまったのです。馬鹿だな私…。

義務感と責任感で仕事をしていました。あまり楽しくない(たぶん、お客様も)。それに義務感と責任感でやっている限り、創造性の高い仕事はできなんですよね。

いいのか?それで。もう人生折り返し地点を過ぎた。今見ている景色は今しか見れない。「後でまた」というのはないぞ。US本社から送られてきた勤続10年の表彰状を見ながら、一旦、キャリアをストップして自分を見つめ直そうと決意しました。

退職して1年くらいは自分の内面を見つめる時間にあてました。左脳偏重で面白味のない自分をどうにかしたくて右脳系身体系のワークショップに通ったことも。自分の内面に向き合って、自分の本心が何を求め、何を大切にしたいと感じているのか。で、独立後は図の右側のように変わってきています。失敗も多いですが、仕事を楽しめるようになってきました。

皆さん、義務感や責任感だけで仕事をしていませんか?

そこから得られる価値は、せいぜい、「より速く」と「よりたくさん」です。どちらも、簡単に誰かに(より安い大量の人に)、何かに(機械やITに)取って替わられる。速度と量を指標(目標)にする限り、簡単に他者と比べられますから、優劣を付けられ、選別される。

ある程度「より速く」と「よりたくさん」をクリアしたなら、次の指標(指標)を自分で設定した方がよいと思います。たとえば、「より豊かに」とか、「よりドキドキ」とか、「より心地よく」など。そうすれば、比べる相手は自分だけです。

人事コンサルタントとしては、そういう風に指標(目標)が変わったとき、組織の人材マネジメントシステム(評価や給与の決め方など)はどう変えていけばいいだろう?どんな導入プロセスがベストだろう?など、かなり面白いテーマになると思っています。
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2012年01月30日

人事コンサルタントの仕事

人事コンサルタントと言っても仕事は様々だと思います。

私の場合、1998年に米系コンサルティングのワトソンワイアット社
(現タワーズワトソン社)に入社して以来、一貫して、
転換期にある企業様の人材マネジメント改革のお手伝いをしています。

図で説明した方が分かりやすいと思います。

「サービスの提供先」と「成果物」という軸で仕事を分類してみました。
人事コンサルタントの仕事_20120130.jpg
まず、提供先は組織と個人に分かれます。
成果物は仕組みや仕掛けというある意味形のあるものと、
気付きや変化という形のないものに分かれます。

ワトソンワイアットに入社してまず鍛えられたのが図のピンクの領域です。
1998年というのは先進的な企業が成果主義に基づく人事制度を
導入し始めた頃です。
人事コンサル業界では「成果主義バブル」などと言われていました。

その頃は、成果主義という観点から人事制度を設計して、
新制度が上手く運用できるように評価者の皆さまのトレーニングする、
という仕事が主流でした。

2000年頃からは管理職昇進や上位等級に昇格する際に、
候補者の方と面談し、その方の能力の発揮度合いを審査する
アセスメントという仕事が増えてきました。

成果主義人事制度を導入すると、それまでのように
年功序列的に昇格させる、というわけにはいきません。
一定の基準に基づく公正な審査を経た人材登用が不可欠になります。
社内にその審査能力を持つ人材が育つまで、
私のような外部の専門家を使う場合があるのです。

昇進昇格審査を請け負い、まとまった数の面談を行うと、
その企業様の社員の皆さまの能力的な傾向が見えてきます。
そうするとリーダーシップ開発の課題がわかり、
図の黄色領域の仕事に繋がっていくのです。
2005年頃からリーダーシップ研修の企画実施を手掛けるようになりました。

その中で、「組織における人の成長メカニズムの解明と発信・普及」
というテーマに遭遇し、自分のライフワークにしようと考えたのでした。
今、このブログでひっそりと出版宣言などしているのも、
「組織における人の成長メカニズムの解明と発信・普及」の中の
「発信」という位置づけです。

水色の領域は今後力を入れたいと考えている仕事です。
今、出版したいと妄想している内容は個人向けですが、
最終的にはそれを組織の中で広げたい、というのが
長年、企業の人材マネジメント改革をお手伝いしてきた
人事コンサルタントとしての夢です。

さて、中心にある「?」ですが、
これが、会社員コンサルタント時代には気付けなかった
コンサルタントの仕事として最も重要なこと。

それはまた後日書いてみようと思います。
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2011年03月03日

言志四録 − 提醒の工夫。

コンサルタントは仕事に「私」を出すべきではない。

永らくそう思ってきました。

基本的には今でもそうです。まず、お客様のニーズや課題ありき。
コンサルタント個人の『○○をやってみたい』という思いが先行するようでは本末転倒なのです。

「クライアントファースト」は前職のワトソンワイアット(現タワーズワトソン)時代に叩き込まれた価値観です。

この価値観で結ばれたワトソンワイアットの先輩・同僚コンサルタントを私は今でも心から尊敬し、共に働けた事を自分のキャリアの中の誇りであると思っています。

ただ、一点だけ、少し違っていたかなと思う点があります(これは他のコンサルタントの事ではなく、私個人のみに関わることです)。

一点の曇りない眼でお客様に向き合いたいと願うあまり、自分の存在さえ無色透明にすべきと思っていた節があります。長い間、自分の個性を封印していました。

私自身が未熟だったせいか、仕事をしている人ならば誰でも考える、「○○として何を成し遂げたいのか」という問いを、クライアントファーストの名の下になおざりにしていたような気がします(○○には職業名が入ります)。

ここ2、3年の自問自答の結果、「人事・組織コンサルタントとして何を成し遂げたいのか」は大分明確になってきました。今は、それをどうやって自分の個性を大切にしながら実現させていくか、がテーマになっています。

タイトルはまたまた佐藤一斎の言志四録の言葉です。

「提醒の工夫」とは、自分の本心を呼びさまし、本心を失わないための工夫という意味だそうです(渡邉五郎三郎監修『佐藤一斎一日一言』到知出版社)。

クライアントファーストを貫きつつ、提醒の工夫を忘れずに、コンサルタント道を歩いていこうと考えています。
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2011年02月16日

言志四録 − 我れ既に天物なれば、必ず天役あり。

8か月ぶりの更新です。

遂に「廃業したのか?」という電話を貰ってしまいました。


いえいえ、元気に頑張っています。


更新しなかった理由は2つ。去年の6月から仕事が忙しくなり一杯一杯だったこと。コンサルタントのブログなんだから、毎回一つくらいは読んで下さる方に有意義な情報を提供したいと決めたこと。特に後者はハードルが高く、ブログから離れる原因になってしまいました。

もっとリラックスして、書きたい事を書くようにします。

1月末に遅めの正月休みを取り、2年ぶりに帰省して両親や兄の一家と楽しい時を過ごしました。姪っ子、甥っ子たちが美しく、たくましく成長しているのにびっくり。子供たちの成長は速いものです。

2月に入ってからは税理士の先生の指導のもと、先延ばしにしていた経理関係に着手。吹けば呼ぶようなマイクロ法人ながらB/S、P/Lを作ってみると2期目の具体的な数値目標も見えてきて、「経理って大事なんだなぁ」ということが分かりました。

先週末は1年間頑張った自分へのご褒美として、修善寺で三泊四日の行動療法系の研修に参加。東京近郊の参加者がほとんどかと思いきや、北海道から関西まで各地からソーシャルワーカーやキャリアカウンセラー/アドバイザー、企業や大学で人材教育に携わる方等々、他者支援と対話・傾聴のプロフェッショナルの方々が参加しておられました。皆さんの滋味あふれる人間性と深い経験に基づく知性に包まれ、私自身も一人ではなしえないレベルの気づきを得ることができました。行ってよかったー! 私も研修を企画実施する立場にあるので、顧客満足度のベンチマークができました。

2月の後半からは2期目に向けた活動を始めました。どうしたらお客様にとって最善のご提案や解決策を提供できるだろう。この1年で意識的にもスキル的にも変化した所があるので、少しずつ出していければと思っています。

タイトルは佐藤一斎の言志四録の言葉です。意味は「私は天が生んだものであるから、必ずや天から役割が与えられている。・・・・・自分はいい加減に生きるわけにはいかない」ということだそうです(渡邉五郎三郎監修『佐藤一斎一日一言』到知出版社)。私と私が生み出したリビングロース・コンサルティングに天から与えられた役割は何か。3月から始まる2期目はこのことに向き合い、行動を起こそうと思います。

ちょっとカッコよく結ぼうとしたのですが、正直に話すと、佐藤一斎、ついこの前まで全く知りませんでした。私の人間学の師に教えていただきました。この方のご友人は経営企画の師、そしてこのお二人と引き合わせてくださった方は人脈作りの師です。組織を離れ、心細い思いをしていた時に三人もの師と巡り合うことができました。このような幸運を授けてくれた天が私に与えた役割は何か、考えずにはいられません。
posted by Livingrowth at 16:44| Comment(0) | TrackBack(0) | コンサルタント道