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2018年11月30日

高齢猫の手術61(ペットロス−私の場合)

17年半独りと一匹で寄り添って暮らしてきたのでペットロスはかなり恐れていました(います)。

今までのところ、私の場合、四六時中悲しみの底にうずくまるタイプのロスではないみたいです。

ただ、『結構、大丈夫なのかな』と安心していると、ちょっとしたきっかけでドーンと喪失感が襲ってくるので油断はできません。

定位置にしていたソファー下を「息をしているかな」とのぞき込むのが習慣になっていたので、今もふとした拍子にソファー下を見ようとして、「あっ」と気が付く。

最後の2か月は私もソファーがあるリビングで寝ることが多く、今もTV見ながらうたた寝してしまい、目が覚めた瞬間にソファー下の麦生を確認しようとして、「ああ、もういないのだ」と自分に言い聞かせる。

朝ドラで福子さんが源ちゃんを抱っこしているのを視て、亡くなる二日前の「散歩」で鼻をひくつかせながら顔に当たる風を楽しんでいた麦生の横顔を思い出す(今年の夏以降、1日1回、「散歩」と称してベランダを抱っこして歩いていました)。そこで思考を止めればよいものを、「ああ、かわいかったな」と自分に追い打ちをかけてしまう。

最後になった11月24日の散歩は体温を奪われてはいけないのでひざ掛けでくるんで。そのとき、「最後のお散歩になるのだろう」と思ったことも思い出します。

ただ、悲しさがそれほど長い時間続くわけではありません。

高齢になってからの癌や腎不全だったので、2年半の闘病生活の中で少しずつ心の準備をしていました。

「いつ何があってもおかしくない」という覚悟は常にあり、殊に肺への転移がわかった9月16日以降は「これが最後になるかもしれないのだから今を大事に存分に味わおう」という意識で麦生との時を心に刻むようにしていたので、深い落ち込みの後は、「あの時、最後かもと自覚していたから今こうやって思い出すことができる。良かったな」、「苦しみから解放されて良かったね。元気に走り回っていたらいいな」と気持ちを切り替えることができています。

でも、だからと言って、「ああ、もう触れない」、「もう抱っこできない」という悲しさ(喪失感)が軽減されることはありません。失った悲しさも含めて麦生と私の繋がりだと思っています。

放っておいても日に何回かは喪失感に襲われるのだから、それ以外の時間は麦生のことを考えたり、麦生との生活を思い出したりすることはしていません。

麦生の生活周りの品々はあらかた整理がすみました。介護用品は処分し、未開封のフードやサプリメントはシッターさんがもらってくださることになりました。少しでも体に良い物をと願って買い集めた品々なので麦生をよく知るシッターさん宅の猫さんたちが引き受けてくれるのはこの上ない喜びです。

残るは開封済みの猫砂のみ。鉱物系なので自治体の粗大ゴミには出せません。業者さんに収集の見積もりをお願いしているところです。

時間がたてばたつほど整理するのが悲しくなると思い、一気に片づけました。もっとこう、寂しくなるのかと思いきや、すっきりした気分です。手元に残したのは完全に動けなくなった最後の15時間を過ごした介護用ベッドのみ。

残した理由は最後を過ごしたベッドだからというよりもその機能に着目してです。寝たきりになっても床ずれがしにくいように低反発マットと高反発マットを重ねたもので、実は瞑想するときの座布団として丁度いいことに気づいたのでした。

今年の夏くらいに寝たきりになったときのために購入しておいたのですが、麦生は一度お試し的に横になったけれど一向に使ってくれる気配はなく、爪とぎになっていました。

なのでベッドの縁の部分は爪とぎでボロボロ。高齢になってからは爪とぎの回数も減っていたので麦生がこのベッドで盛大に爪とぎをしてくれたのが飼い主として「生きている証」のようでとても嬉しかったことを思い出します。

まあ、そういう嬉しい思い出もあるベッドでもあるし、これくらいは残しておこうというところです。

(読み返して思い出しました。このベッドは2代目です。夏に購入した時点ではまだそのベッドの上で時々寝てくれていました。爪とぎもしましたけれど。ベッドの上で嘔吐してしまい、2代目を購入したのですが、そのころにはソファー下が定位置になっており、2代目は爪とぎとしてしか利用してくれなかったのでした。思い出した!)

さて、飼い主もそろそろ社会生活に復帰しなくては。プロジェクトの最終局面にも関わらず、打ち合わせの延期を寛容なお心でお許しくださったクライアント様にも報いなければなりません。

何か新しいことに挑戦したいという思いが心の奥底で「表に出たい」とウォーミングアップを始めたのも感じます。この2年半の重く、苦しく、切なかったグレーの世界に、ちょっとずつ色が着き始めた感じかな。しかもその色は昔の私の色とはちょっと違う。違う色にしたい。

こんな風に思えるのも、麦生が最後の最後まで生き切ってくれたのを目の当たりにできたこと、そして私自身も自分のできる全てを闘病と介護に注ぎ込めたという思いがあるからなんだろな。頑張ったもんね。麦生も私も。

それができる環境にあったことがとてもありがたい。九州にいる高齢の両親には心配をかけたし、娘として何もできていません。その間、義姉が両親の病院に付き添ってくださいました。本当にありがたいです。

麦生の最期の闘いの話も記録しておかなきゃなんですが。と言うのも、転移性の肺癌は発覚した時点で末期と言われていて、腎不全と比べると闘病を綴るブログはとても少ないのです。私の雑な記録でも多少は闘病中の猫さんと飼い主さんのお役に立てるはずだと思います。

「長々とペットロスの話を書いていないで早く最期の記録をアップせよ」ってとこなんですが。私の性格だと「それもこれもいい思い出」ということにしてしまう恐れもあるし。「動けなくなったのは正確には何時何分だったっけ」と考えたりはするのですが最期の闘いにきちんと向き合うのはもう少し後にしたいと思います。

それではまた。
posted by Livingrowth at 10:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 高齢猫の手術

2018年11月28日

高齢猫の手術60(新たな始まり)

2018年11月26日午前9時9分、麦生が旅立ちました。行年17才9月。

25日午後4時に3回目の呼吸困難の発作を起こし、息を引き取るまで17時間9分。長い長い闘いでした。

亡くなるギリギリまで生き切ってくれました。最後の戦いは本当に苦しかったと思うのですが、最期は私の腕の中で旅立ちました。私の理想を叶えてくれました。愛情深く、賢い良い子です。

火葬には9年間お世話になったキャットシッターさんがお付き合いくださいました。シッターのお仕事やご自宅の5匹の猫さんたちのお世話もあるのにシッター時に撮ってくださった麦生の写真を大きく引き伸ばしたものを1枚、2枚ではありません、何十枚も印刷して持ってきてくださいました。

「麦生ちゃんが元気なころはお宅に伺うとすぐベッドの下に潜り込んでしまい、うまく写真が撮れませんでしたが、この2か月は私が近くに寄っても逃げずに写真を撮らせてくれました」。そうそう、9年もお世話になっているくせに体を触らせたのは今月上旬が初めてだった。

自宅にお別れに来てくださっただけでもありがたいのに斎場への同行も引き受けてくださいました。それなのにシッター料金は頑として受け取ろうとされません。お花まで持ってきてくださったのに。私はこのシッターさんのご恩にどうやって報いたらよいのだろう。

癌の手術から2年半。同時に腎臓病や原因不明の下痢にも長く悩まされました。最期は肺がんによる呼吸不全からの心不全だったと思います(素人診断ですが)。今年の7月からは食欲廃絶一歩手前までなり、生きること=食べることを飼い主に教えてくれました。

麦生最期の闘いは記憶が薄れないうちに書いておきたいと思います。ブログにもアップしますので読んでください。

十分すぎるくらい病と闘ってくれたので、今は麦生も自分も「もう闘わなくてよいのだ」とほっとしています。

麦生ちゃん、ありがとう。肉体としてはいなくなったけれど、麦生の存在は消えることはなく、むしろいつでもどこでも一緒にいてくれるという感覚があります。

この感覚はこれから私が鍛えて強くしていかなければなりません。「俺は頑張ったんだから、これからはお前もがんばれよ」と言われている気がします。

麦生と私の新たな始まりです。

いろいろと心配をしてくださった皆さま、ありがとうございます。

全ての生き物が幸せでありますように。
posted by Livingrowth at 08:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 高齢猫の手術

2018年11月24日

高齢猫の手術59(進行)

11/21(水)の深夜1時頃、麦生が呼吸困難になった。この状態が30分程度続いた。

癌や腎不全で闘病中の猫さんのブログの最期の場面に出てくるのとよく似た症状。違うのはまだ麦生は寝たきりにはなっていなくて動ける状態だったということ。

まず、10分程度、『今、自分の体の中で起こっていることがよくわからない』と言いたげな混乱した感じで部屋を動き回る。途中途中でゼーゼーという苦し気な息遣い、たまに起こす喘息のような発作を挟みつつ、定位置のソファー下に潜り込んではすぐに出てきたり、寝室や浴室に移動したり。

息苦しさから逃れたいのか、この数日よりも歩くスピードが速い。音がするくらいドアにぶつかったり。

私にできることはぶつかりそうな物を先回りして除けておくくらい。ウロウロしては座り、落ち着くかと思いきやすぐまた立ち上がって歩き始める。時間にして10分。歩いている時間と座っている時間は半々くらい。

そして、すごい勢いで私のベッドに駆け上る。そんな力がどこに残っていたのか。この数日はふらつくことも多かったのに。よほど苦しかったのだろう。

ベッドの上では荒い息をしながら、座る姿勢を何度も変える。ちょっとでも具合のいい座り方を探しているようだった。

そうこうするうち、力尽きたようにパタッと横になり、口呼吸をし始める。

犬と違って猫は口を開けて呼吸はしない。だから私も麦生の口呼吸は17年半一緒に暮らしてきて初めて見た。

ああ、ついに来てしまったなぁ。口を開けて、「はぁっ、はぁっ」と息をする口呼吸。

体を冷やしてはいけないと思い、麦生用のひざ掛けを取ってきて体を覆う。意識はあるようだった。体や頭に手を当てながら、名前を呼ぶ。大丈夫、かわいいねぇ、ありがとう、大好きを何度も繰り返す。

20分程たった、と思う。なぜか『時間を見ておかなきゃ』と思って何度もベッドサイドの置時計を見るのだけれど、平常心ではなかったせいだろう、すんなりと時間を把握できない。

口呼吸ではない普通の呼吸(鼻呼吸)になり、少しほっとして時計を見てようやく時刻を認識できた。だいたいベッド上に飛び乗ってから20分弱。実際に口呼吸していた時間はそれよりも短い。

21日未明の発作は乗り越えた。ただ、そこから明らかに呼吸がしづらくなっているようだ。喉のあたりから気泡がはじけるような音がするし、鼻の穴を広げて息を吸っている。吸いたい空気の半分も吸えていないように見える。

シリンジでの強制給餌と給水は格段に難しくなった。シリンジを見るだけで呼吸が荒くなるし、激しく(でも弱っているので強くはないのがとても悲しい)抵抗する。

シリンジを口にもっていくと、力なく、ささやくような声で鳴く。この声を聞くたびに飼い主は猛烈に切ないし、猫にとってとても酷いことをしている気がして、どうすればよいかわからなくなる。

とにかく慎重にしないと呼吸困難の発作を引き起こす。ウェットフードの強制給餌は21日22日は1回ずつやったけれど、負担が大きいようでもう止めた。給餌した後、喘息発作の一歩手前のような咳をするようになったから。

給餌後の喘息発作は嘔吐に繋がる。嘔吐は食道や胃をを傷つけ、体力を奪う。この2,3日でまたげっそりと痩せた身にはもう耐えられないだろう。

それでもまだ栄養(カロリー)をどうにかして摂取させたい気持ちを抑えることができない。『(もう何もせず、見送る)決断しないといけないのではないか』、『今がまさにその時なのではないか』と何度も何度も考える。

21日以降ウェットフードの強制給餌がほぼできていないので、実質的にはもう見送り、見守り体制と言ってよいのだろう。でもそれを受け入れられない。ウェットフードはだめでもミルク(ロイヤルカナンの腎臓サポート、にゃんにゃんカロリー、キドナ等のミルク味のリキッドタイプの栄養補給食)ならいけるのではないか?

1回に与えられるのは3cc程。気休めにもならないカロリー。それでも与えずにはいられない。喘息発作に繋がらないように細心の注意をしながら。たぶん、後悔するんだろう。『あんなに嫌がっていたのに』って。

今、24日午後4時。常に呼吸が苦しい状態になっているようだ。猫がリラックスしているときによくやる香箱座りではなく、前足は組まずに伸ばし、床に体全体を付けて、呼吸に合わせて首をニューっと伸ばして息をしている。少しでも多くの酸素を吸いたいのだろう。

引っ張っても上手く空気を取り込めないアコーディオンのようだ。苦しいのだろうなぁ。。。。

たぶん、今、酸素室に入れられたら酸素濃度が高い分、少しは呼吸が楽に感じられるのかもしれない。酸素室のレンタルをしないことに関しては自分の中で納得していたつもりだけれど、これもまた後悔のネタになるのかもしれない。『生きている間、少しでも楽に息ができたのに、酸素室は延命ではないのに』って。

冷え対策は床暖房、デロンギ(ヒーター)、湯たんぽにひざ掛けで万全!と思っていたのだけれど、呼吸困難になって以降、あれだけ長時間こもりっぱなしだった定位置のソファー下から出て、壁際にペタンと座っている時間が長くなった。そこは床暖房が敷かれていないのに。

せめてひざ掛け毛布だけでもと思い、ストーカーのように追いかけて毛布を体に掛けるのだけれど嫌がって逃げる。足がふらついてやっと歩いている状態で動くということはよほど毛布を掛けられるのが嫌なのだろう。

ネットの記事で読んだことがある。癌の場合、体を温めた方がよいのだけれど、肺がんの猫はひんやりした場所に行きたがることがあるそうだ。その記事には暑いと余計呼吸が苦しく感じられるのではないかと書いてあった。たぶん、それ、当たっている。うちの子は平熱がやや低いので、余計熱さを感じるのだろう。

22日は都内での仕事だったけれど、呼吸困難の発作の直後でもあり、念のためにシッターさんに来ていただいた。もう9年もお願いしている方。うちの子は人見知りが激しく、今までシッターさんにも「シャー」と威嚇して近寄れなかった。22日初めて麦生をなでることができたとのこと。

麦生はロシアンブルー。ロシアンの毛はやわらかくてビロードに例えられるくらい気持ちがよいのだ。麦生も痩せてしまったけれどまだ毛並みはしっとりと柔らかい。ご自慢の毛に触れてもらえて飼い主としても嬉しい。

今、16時42分。麦生は定位置のソファー下に居る。

麦生がいる世界と麦生がいない世界。時間は間断することなく続いているけれど。私にとっては世界が変わってしまうのだろうか。

17歳と9カ月。人間にすると88歳くらいかな。今、私にできることは感謝の気持ちを伝えることと私自身が穏やかでいること、だな。できることは少ないのだから、この二つは精一杯やろう。

全ての生き物が幸せでありますように。

そして、闘病中の猫さんとその飼い主さんが穏やかで安らかな時間を過ごせますように。頑張っている飼い主さんたちの心身が癒されますように。
posted by Livingrowth at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 高齢猫の手術

2018年11月01日

高齢猫の手術58(冬支度と気になる免疫系サプリ)

私が住む地域は爽やかな秋晴れ。穏やかな11月のスタートです。

今朝2時半過ぎに麦生の喘息発作(と名付けています)からの嘔吐で目が覚めました。私の投薬や強制食餌ミスで発作が起こるのはまだ自分を責められるので良いのですが、何もないところからの発作・嘔吐は『癌が気道を圧迫しているだろうか。どの程度つらいのだろうか』と心配になります。

11月は喘息からスタートかぁ、幸先悪いなと思いきや、今日は忠彦さんも無事帰還されましたし(朝ドラの話)、爽やかな秋晴れですし、徐々に幸せな気分になっています。このところ、何も起こらないことのありがたさやささやかな幸せを満喫する力が高くなっています。これは自分を誉めてやらねば!

麦生のキャットタワーを粗大ゴミに出しました。

夏まではタワーの最上段からあたりを睥睨していたお猫さま。今は最上段に駆け上ることもなくなっているのですが、まかり間違って登った場合落下のおそれがありました。ただ、麦生3歳の猫の日(2月22日)から15年も愛用しており、その思い出も捨てるようで…。

15年前は今みたいにいろんなデザインがなくて(重厚な高級家具調かカントリーな白木使いかの二択)、フローリングの色に合わせて高級家具調にしたのですが重厚過ぎて結構な圧迫感があったことが処分してみてわかりました。うちのリビングこんなに広かったっけ?という感じ。

あと処分してよかったと思ったことがもう一つ。亡くなってからの処分だと遺品整理になり、それこそ思い出に押しつぶされるはずですが、今なら落下というリスクへの備え。だからこそ、『あらスッキリ〜♪』となったのだと思います。うん、思い切って捨ててよかった。

それでも麦生の物を捨ててしまったという若干の呵責があり、夜中にポチポチしてしまいました。一つはフードスタンド&フード皿セット(替え皿2枚付き!)。フード皿を床に直置きだと老猫には姿勢的につらかろうということでアマゾンをポチリ。ついでに介護用シリコンスプーンも購入。シリンジで与えるよりもスプーンの方が強制給餌色が薄れることを期待して。

もう一つは加湿空気清浄機。今使っているのは2012年5月に購入したものでそろそろ寿命だし、飼い主は湿度には無頓着な方で加湿機能は使っていませんでした。

肺癌の影響で咳込む頻度が高くなっているお猫さまの喉には適度な湿り気があった方がよいのではと思い、キャットタワーを処分した代わりにちょっといい加湿空気清浄器を買ってあげようと思いましてポチした次第。それにしても便利な世の中になりましたね。深夜でもお買い物ができる。

湿度と埃対策をしたら次に気になるのはこれからの寒さ。現在は定位置のソファー下にお風呂場用の足ふきマットを敷いてタオルでグルグル巻きにした湯たんぽを置いています。麦生と湯たんぽの上にふわふわのひざ掛け毛布をかぶせたら気持ちよさそうにしています。

今のところはこれでよいとして。

去年の冬は私が在宅の時は床暖房を入れていました。不在のときは何もせず。しかし、免疫力を高めるには温かくするに越したことはない。けれど低温やけどと脱水症状は心配。体温(37-38度)以上になったら自動的に切れる機能がついた小ぶりなホットカーペットがあればよいのですが。

遠赤外線がよいとネットで見たので探したところ、医療用でかなりお高い。一番小さくても6,7万円。しかも人間用なので猫には温度が高くなりすぎる虞があります。ブラックシリカを縫い込んだ布(発熱している)というのもあったけれど…。まだこれというものが探し出せていません。引き続き探します。

免疫力向上を期待して10月6日から与え始めたコルディMがそろそろ切れます。腎臓病に起因する不調については対策(ラプロス、フォルテコール、アゾディル、カリナール1&2、ネフガード)を打っていますが癌に対しては何もできていません(手術はできない場所でしたし、仮にできたとしても手術・抗がん剤は飼い主が選択しないと決めています)。

そうなると「このまま癌細胞にいいようにされるのかッ!!」となるわけで、どうにかして一矢報いてやりたくなるのが飼い主の常。気休めだとわかっているのですが、その気休めが飼い主には救いになることもあるのです。

そういうわけで免疫力向上を謳っているサプリの中から飼い主さんの評判がよろしいものを試しているところです。第一弾が10/6から始めたコルディM(冬虫夏草)。もうすぐ1本目がなくなるのですがネットの評判を読むとコルディMからコルディGに切り替えている飼い主さんが結構いらっしゃる。

ただ、発売元のサイトでは肺疾患のある子はコルディMとあり、うちの子は肺がんで咳や喘息のような発作的な咳き込みもある。そこで発売元に電話して確認し、癌発症からの体の状態、併用しているお薬やサプリを伝えたうえでどちらがよいのかということとβグルカン(アガリクス等のキノコ系サプリ)との併用を勧めない理由を尋ねてみました。

結論としてうちの子にはコルディGがよいだろうとのことなので2本目はGを発注。βグルカンとの併用を勧めない理由についてはそれなりに納得しました。全く不可というわけではなく、与える場合の例について聞くことができました。今のところβグルカンを与える予定はないけれど、いずれ併用したくなったときのために。

何をもって効果のありなしを判定するかですが、うちの子に関しては咳と喘息発作の頻度にしようと思っています。単発の咳は1時間に2回程度、喘息発作は3日に1回程度。

何もしなければ癌細胞は大きくなり、気道をふさぎ、咳の回数が増えるはず。もし今の状態を維持できればサプリのおかげ、維持できなくなればそのサプリを止めて別のサプリに切り替えようと考えています(以前、咳の回数を必死にカウントしていたとき、『こんなことして何になる』と自虐的に思ったけれど、回数を把握していたことがここにきて役に立ちました!)。

癌を患う猫さんの飼い主さんのブログを読むとサプリは「効果が薄れてきた」となる時期ががあるようです。そこで癌猫の飼い主さんたちに評判のよいサプリ情報は引き続き集めようと思います。今、チェックしているのは「スーパーオリマックス」、「プラナグロウ」。与えすぎ(投与頻度アップ)は猫のストレスになるのでそこは注意しながら。

免疫力向上のサプリは人間兼用が多いようです。と言うより人間用をペットにも転用しているのでしょう。ブログを検索すると猫ではなく人間の方の闘病記録であることもしばしば。手術や抗がん剤、放射線治療といった標準的な治療に加えてサプリを試している方もいらっしゃれば、標準的な治療で効果がでなかったり、絶望したりで代替医療を試している方もいらっしゃいます。

日本では今二人に一人が癌になると言われていますがどこか他人事だった私。人づきあいが苦手で独り者の私は咳をしても一人、癌になっても一人。病に倒れ、体力気力が減退しての情報収集はきつい。今のうちから少しでもアンテナを張っておかなくては。

気持ちよく11月を迎えられた喜びをさくっと短く書くつもりが長い長いブログになってしまいました。それも麦生の体調が安定しているからこそ。

仕事(現在進行中のコンサル案件)の方も終盤の作り込みのプロセスに入ってきました。いざと言う時に慌てなくて済むようできる限り前倒しで進めておかなくては。

それではまた。

全ての生き物が幸せでありますように。
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2018年10月27日

高齢猫の手術57(10月の出張終了)

10月最大の難関だと思っていた富山三日連続日帰り出張が無事終了。この日をうちの子と共に迎えられるかどうかは50/50と思っていたのでしみじみと嬉しい。

初日は午後からのお仕事だったのでゆっくりできたけれど、2日目3日目は朝4時起きで飼い主の方が結構きつかった。乗り切ったなぁ。

1日2回、麦生の世話をしてくださり、LINEの速報(無事か否か)、アルバム&動画、そして通常のレポートを送ってくださったシッターさんに感謝。

すごく嬉しいのだけれど手放しで喜べない気分なのはこの2週間、嘔吐と咳とおしっこの頻度が増えていること。そして昨夜、足が何度かふらついていたこと。心配の種は尽きない。足元のふらつきは出張中、強制給餌があまりできず体力・体重が低下したせいかもしれない。

今回の出張でありがたかったのは『まあ、今日は大丈夫でしょう』と思いながら家を出られたこと。逆を言えば、非常に状態が悪い時に仕事に出なくてはならないときのことをリアルに想像してしまった。う〜〜ん。。。

11月上旬の富山出張に向けて飼い主と飼猫ともども体力つくりに励まなくては!

昨夜から免疫力向上対策のサプリ(センダンα)をまた一つ導入。出張中に入手していたのだけれど与えるのは私が自宅にいる週末からにしようと思っていた。このサプリのせいかどうかは不明だが今朝の便は少しやわらかめだった。

おしっこの回数が確実に増えてきているのは腎臓の状態が悪くなってきているせいだと思う。自宅で皮下輸液ができれば体調が少しは楽になるので、今朝、針を刺すところまではやったのだけれど、動かれてしまい、輸液ができなかった。

寝ている時にできれば一人でもできそうなのだけれど、最近はソファー下が定位置になっていて、注射針が刺しづらい。これもどうにか工夫したいものだ。

来週から11月。飼猫の病と死のことばかりを考えている数か月だったけれど。そろそろ飼い主も気持ちを切り替えなくちゃなぁ。。。別れは不可避であるし。できる限りの努力はしている。この努力を継続しながら、不安と恐怖を克服し、麦生との生活を楽しむことができますように。

それではまた。
posted by Livingrowth at 14:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 高齢猫の手術

2018年10月18日

高齢猫の手術56(強制給餌ユル復活)

今週は前半に山口日帰り出張。往復8時間40分。間に4時間半の研修。日頃贅沢はしない私もさすがに今回の帰りはグリーン席にした。

経営の屋台骨を揺るがした失敗から学び、超えていくというテーマの研修の4回目。受講者の中には失敗したプロジェクトの当事者や周辺にいた方もいらっしゃったので全4回の中でも一段と濃くて真剣な議論が展開されていた。

そして、私が後悔しているのは、『なんで、研修中にもっと皆さんの素晴らしさをお伝えしなかったのだろう』ということ。熱意は伝わったと思うけれど、もっと率直に自分の気持ちを伝えればよかったなぁ。

この失敗学研修、4回やってみて手ごたえを感じているのだけれど横展開は難しい。なぜなら、「経営の屋台骨を揺るがすほどの失敗」がないと真剣な議論や内省が生まれないから。

失敗の根をたどっていくと最後はその組織の文化風土にたどり着く。この失敗が他人事(経営者の失敗)ではなく、自分や自分の組織でも起こりうることに気づく。

そういった生の題材がなければ、薄っぺらい研修になったことだろう。自分たちの失敗に向き合い、調査委員会を立ち上げて根本原因を調べ上げ、初級管理職と管理職一歩手前のリーダー層を対象とした反省のための研修を実施されたこのクライアント様は本当に尊敬に値する。

そして、今、どん底からジリジリッと復活しつつあるのが頼もしい。何かしら「弾みをつけるようなお手伝い」がしたいと心から思う。

さて、今週の私の難題はむしろ出張後の今。来週の富山三連続日帰り出張に備え、どうやって麦生の体力(体重)を維持するか。

強制給餌を止めて1か月。食は相変わらず細く、脂肪も筋肉も落ちてきているのがわかる。食欲がないわけではないが食べるのは嗜好性の高いおやつ(一般食)のみ。栄養バランスに配慮した総合栄養食は食べない。もう腎臓病食などとは言っていられない。肉と血を作るたんぱく質を食べさせねば。

ちょっと構いすぎなのかもしれない。私が自宅にいるときは食べないフードは2,3時間くらいで下げてしまう。猫は賢い(3〜5歳児くらいの知恵があるという)ので、それを見越してお気に入りのおやつ(「ちゅーる」)が出てくるまで食べないのかもしれない。

でもねえ、ここまで痩せた姿を見ていると、こっちはもうちょっとでも食べて欲しくて居ても立ってもいられないのだよなぁ。

そこで、飼い主の心の平穏のために強制給餌を復活することにした。あれだけ一大決心して止めたのだけれど。。。

とは言っても、完全復活ではなく、気休めのユル復活。製氷皿のキューブ3個分を数回に分けて与える。これならば、「嫌がっているのを無理やり」という感じが薄れるし、1日の必要量には全然足りていないので、自力で食べようという意欲も残る(残って欲しい)。

前回の強制給餌は、1日の必要量を全部強制給餌で与えようとしたから猫も飼い主もストレスが増して、結果、食欲廃絶一歩手前までいってしまった。

猫の食欲廃絶は怖い。人間はどんなに意地を張っても食欲という本能には勝てない。不味くても何もないよりはましと思って食べる。でも、猫の場合(少なくともうちの麦生の場合)、不味い物を食べるくらいなら死んだ方がましなのだ。そう考えているわけではないだろうけれど不味い物は食べない。痩せてふらふらになっても。

で、前回の反省はもう一つ。腎臓病食のウェットフードのみを与えていたこと。今度は腎臓病食と非腎臓病食で嗜好性も高く、たんぱく質も多いフードを混ぜて与えることにした。最初は半々。いずれは腎臓病食2:非腎臓病食1くらいにしたい(やはり腎臓病の悪化もできるだけ食い止めたい)。

そういうわけで、今は、腎臓病食のフォルツア10やスペシフィックFKWに非腎臓病食のロイヤルカナンのa/d缶(これは手術後の回復食:少量でカロリーやたんぱく質が摂れて嗜好性が高い。ただ、常時与えるフードではないらしい)、アイシアの健康缶(液状なのでシリンジで与えやすい)等を混ぜて与える。カロリー的には1日の必要摂取量の10分の1くらい。

それに薬を与えるときのカロリー有の液体(森乳サンワールドのキドナ、ロイヤルカナンのクリティカルリキッド。いずれも腎臓病用ミルク)。

これが命を繋ぐための今考えられる方法。もっと良い方法が見つかったら、麦生をよく観察して、「これ、嫌がっていないな」と思えたら採用しよう。

ユルく、気長に頑張ろう!
posted by Livingrowth at 12:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 高齢猫の手術

2018年10月14日

高齢猫の手術55(お薬&サプリ)

10月第二週はプチ試練。お客様先へうかがうのは半日×2回。ただ、危ないかもという状況ではなかったので比較的落ち着いて外出できた。10月の第二関門は無事通過。

今日は今与えているお薬とサプリのことを記録しておこうと思います。

まずは病院で処方していただいているお薬について。効能は私の記憶を頼りに書いていますので、詳細情報はネット等でお調べくださいませ。

腎臓病対策:@ラプロス、Aアゾディル(腸内環境を整える乳酸菌サプリ)

下痢対策(粘膜保護):Bサラゾピリン

整腸剤:Cビオイムバスター

心臓/高血圧対策:Dフォルテコール

知人やネットの評判を見て自分で判断して与えているサプリについて。

腎臓病対策:Eカリナール1(リン吸収)、Fカリナール2(腸内老廃物吸収)、Gネフガード(腸管で老廃物吸収)

免疫力向上:HコルディM(冬虫夏草。癌の進行抑制を期待して)

その他:Iタウリン(必須アミノ酸。免疫力強化を期待して)、Jアンチノール(オメガ3等多様な脂肪酸。腎臓病や関節への効果を期待して)

貧血対策:KFCVリキッド(鉄、銅、ビタミンB群)・・・・これは病院で購入してます。

以上。

サラゾピリンは軟便になった時だけ与えているが、その他は毎日、複数回に分けて。猫は食事の好みがうるさく、うちの猫は少量でもサプリを混ぜると見向きもしない。よって、顆粒状のお薬やサプリはオブラートに包んで与える。

ネフガードは悪い成分のみを吸着するのではなく、お薬やサプリの成分まで吸着して体外に排出してしまう恐れがあるため、お薬・サプリを与えてから2時間は間を空けて投与する必要がある。現在は1日4回のお薬・サプリ、2回のネフガード、計6回。

定刻に与えたいけれど、寝ている子を起こすのもかわいそうなので、多少の時間のずれはよしとしている。

投与時は錠剤、オブラート(に包んだ顆粒状のお薬・サプリ)を口に放り込み、シリンジ(注入器)で水を口内に流し込んで飲ませている。ことのき、ちょっとでもカロリーのあるものを飲ませたくて、水を腎臓病用ミルクに置き換えたりしている。

水で失敗することはないけれど、ミルクの場合、まれに咳き込んで全部吐き出されることもあるので注意が必要。

結構手間暇がかかる。そしてお金もかかってますな。計算はしていないけれど1日千円はくだらないかも。

2年半の闘病中、ずっと12種類ものお薬サプリを与えているわけではない。タウリン、アンチノール、コルディMは「余命数週間」と言われてから始めた。

タウリンとアンチノールに含まれるオメガ3は栄養素として必須だったり、猫の体内では作れなかったりして、効果的にはかなり定評のある基本のサプリと言ってもよいかもしれない。

一番よくわからないのがコルディM。冬虫夏草。いわゆる漢方。

怪しげとは言わないけれど、「科学的エビデンスはないよね(あれば医薬品になってるし)」というサプリほどネットや販売元サイトを見ると飼い主がすがりたくなる情報であふれている。特に癌を患うペットの飼い主にとっては「藁をも」サプリ。愛猫をなくした飼い主は何かしら後悔すると言われているのだから、やらない後悔よりやった後悔ということで飲ませることにした。

そういえば、先日NHKのeテレでロンブー敦さんが司会をしている「論文」に関するバラエティーのテーマが猫で、犬と猫の飼い主の違いとして、ペットをなくした後に「もっと〇〇〇しておけばよかったと思うこと」に有意な差が出ると言っていたような(うろ覚えだけど)。

犬の飼い主は「もっとお散歩に連れて行けば」とか「もっと一緒に遊んでおけば」というような一緒に楽しむ系の後悔であるのに対し、猫の飼い主は看病/介護に関する後悔が多いというデータがあった。理由はいろいろ思い当たるけれど、いずれにせよ切ないな。

現在、常時11種類のお薬・サプリを与えていて明確に効果ありと思えたのはタウリン。与えた当日、かつてやっていて、この数週間やっていないこと(机の上へのジャンプ、毛づくろい、爪を噛んで引っ張る動作)をやったし、動きに少しスピードが加わった。ちなみにタウリンは基準が厳しいUSA製の人間用。自分で分量計算して与えている。

オメガ3も人間用(同じくUSA製)を取り寄せたのだけれどカプセルの大きさを見て断念。カプセルをカットして少量をフードに混ぜ、残りは飼い主が飲めばよいと思っていたけれど、フードはいつ食べるかわからないし、その間、脂肪酸は酸化するだろうし。そもそもオメガ3(DHAとかEPA)はニオイがきついのでフードに混ぜても食べないだろうし。結局成分が似ている猫用のサプリ(アンチノール)を購入。ペット用サプリは高いんだよなぁ。

オメガ3の巨大カプセルは飼い主が喉に詰まりそうな恐怖を感じながら飲んでいる。タウリンも。タウリン、いいかも。このところ飼い主は活力減退気味だったけれど、体の芯に力が出てきた気がします。

今週火曜日は山口への日帰り出張。早朝出発の深夜帰宅になるのでシッターさんに2回来ていただくことにした。今日の様子を見ていると出張中にどうこうというのはなさそうなので少し安心している。

10月最大の難関は来週の富山三連続日帰り出張。万全の体制で迎えたいので、今週はそれに向けた体力作り(これ以上痩せさせない)に注力する予定。

こう書くと猫のことに掛かり切りのように見えるけれど、飼い主、お仕事も結構頑張っています。

10月は長年の夢だった研究開発部門の組織活性化のワークを行っていて、なかなかの好感触。ワークにご参加いただいたR&Dの役員様に「このワークは研究機関や大学の研究室ではやっていないの?ニーズは非常に高いと思う」と言っていただけたのが嬉しいところ。成功例・失敗例を蓄積しつつあるので、新サービスとして体系化したい。

麦生も私も今が頑張りどころ!
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2018年10月04日

高齢猫の手術54(10月スタート)

10月、始まってしまった。毎週毎週試練があるなぁ。

2日はシッターさんに自宅に来ていただき、留守中の対応について綿密に打ち合わせを行う。シッターさんとは長いお付き合いだけれどお会いするのは最初の2010年以来2回目だ。長年出張中の麦生の様子を見てくださっている。

万が一のときの対処も含めて話し合う。経験豊富なシッターさんの「麦生ちゃん、まだまだ目に力あります」という言葉に力づけられる。

3日、6:20に出発し、19:30帰宅。午前と午後に1回ずつシッターさんが家に来てくださり、速報をメールしてくださる。この日は終日、研修の仕事。昼休みと休憩時間にスマホをチェックし、シッターさんが送ってくださった動画やアルバムに安堵する。

今回は出発前の様子からたぶん大丈夫だろうと思っていたので落ち着いて仕事ができた。来週はどうだろう。

いやいや、先のことは考えても仕方がない。まずは第一関門を乗り越えたことに感謝しよう。

シッターさんに「仔猫用のちゅーるは試しましたか?」と言われた。そうだ、仔猫用は栄養価も高いはず。今はとにかく食べてくれるものを与えることが肝心なのだから年齢にこだわる必要はないな。早速購入。

実はちゅーるは、カロリーが高いエナジーチュール、総合食ちゅーる、腎臓病用ちゅーるを試したのだけれどいずれも食べなかった。今のところ食べてくれるのは11歳用のちゅーるのみ。

封を切って皿に出した直後は喜んで食べるけれど時間がたって表面が少しカピカピするともう食べない。

好きなものだけ食べさせていると、その他のちょっとでも栄養バランスのよい、体によいフードを食べなくなると困るという思いがあって、今までちゅーるの量は少し抑えていた。

しかし、強制給餌を止めて今日でちょうど2週間。もうそういうことを言っている場合ではないな。ちゅーるも食べてくれるだけ食べさせるようにしよう。

また、強制給餌は止めたけれど、お薬を飲ませるときの水のかわりにカロリーのある液体を使うのはいいよね、、、と思い、ネットで評判の良い(食欲廃絶した猫さんの最後の頼み綱)「にゃんにゃんカロリー」をシリンジで与えることにした。自分から舐めはしないけれど嫌がる感じではない。

療法食ではなくなったので腸で老廃物を吸着してくれるサプリ(ネフガードとカリナール1)はしっかり与えるようにしている。ネフガードは老廃物のみを選択して吸着するわけではなく、お薬の成分も吸着して排泄されてしまうらしいので、お薬投与から2時間は間を置かなければならない。

ネットでの情報だけれどネフガードを投与してから食欲が出てきた猫さんもいるらしい。老廃物を吸着して排泄する作用があるからだろうか。期待したい。シッターさんにいただいたタウリンも試してみようと思う。

瀕死のうちの子を置いて出張に出かけるのも嫌だし、出張先でシッターさんから異変の連絡をもらうのも嫌だ。だから、なんとしても10月は乗り越えたい。いや、年内の最後の出張になる11月8-9日までは是が非でも頑張ってもらう。

強制給餌も点滴もしないし、酸素室に入れることもしない。私にできることは、食べたいと思ってくれるものを探し出して食べさせ、静かで清潔な環境を整えること。咳の発作を引き起こさないように注意深くお薬やサプリを飲ませること。声掛け(ちやほやご機嫌取り)、手で優しく触れること。

(肺がんによる)呼吸困難で苦しむくらいならとか、腎臓に悪い食事を与えていいものかとか、色々悩んだ時期もあったけれど、今はシンプルに生きて欲しい、生き延びさせたいと思っている。

シッターさんによれば、どんなに手を尽くしたとしても、いや、手を尽くしたからこそ、飼い主はほぼ全員後悔するのだそうだ。だったら、自分の気持ちに正直になるしかない。

苦しませたくはないけれど生きて欲しいのだ。いつまでも一緒にというわけにいかないことはわかっていても、今はまだ一緒にいたいのだ。

麦生に依存しているなぁ、、、自立できていないなぁ、、、と思う時もあるけれど。しかたがない。

頑張ろう。

全ての生き物が幸せでありますように。
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2018年09月28日

高齢猫の手術53(ワンオペじゃなかった)

麦生の闘病も終盤を迎えた今、一番つらいのはワンオペ介護ということ。生死にかかわる決断を一人でする苦しさ、愛するものを失う切なさと迫りくる死への恐怖を誰かと共有できない辛さ。

全てを一人で背負うのはかなりきつい。でも、のんびり気ままな一人と一匹の生活を今まで謳歌してきたのだから受け入れるしかない。

とは言っても10月は出張が多い。茨城、山口、富山。うちの子にとって病院はこの上ないストレスなので病院に預けるという選択肢は早々に捨てた。お客様のご了解の下、全て日帰りにしたけれど、富山出張に至っては3日連続。

私がいてもできることはあまりない。でも、寝たきりになっていた場合、排泄後の清拭はできる限り速やかにやってあげたい。

さすがに肺がんと腎臓病から来る食欲不振と体調不良で、「あと数週間」と言われている猫のシッターは引き受けてもらえないのだろうなぁ、、、と思いつつ、ダメもとで長年お世話になっているシッターさんにメールをしてみた。

「どんな状態であっても、お留守中、江田さんの代わりに麦生ちゃんを見守ります」との返事をいただく。

まさか受けていただけると思っていなかったので逆に戸惑う。ワンオペだと思っていたけれど、身近にこんなにも力強いサポーターがいてくださったなんて。キモが座っているというか。プロってすごいなあ。

ありがたくて、ほっとして涙が出てきた。まずは来週の出張を乗り切ろう。前日に打ち合わせをして、当日は2回来ていただくことにした。

さて、麦生の今の状況。

9/20午前6時のキドナを最後に強制給餌は止めた。今は、高齢猫用のウェットフード(パウチ)とちゅーるとザナベレウリナリー(ドライタイプの腎臓病療法食)をごくわずかずつ。好きな時に食べてもらっている。

私から食べさせることはしないけれど、ちゅーるは小皿に入れて鼻先までもっていったりはしている。

体重を維持する必要量には全く及ばない。強制給餌を止めた場合、長くて2週間くらいと獣医さんはおっしゃっていた。歩けなくなり寝たきり状態(不食不飲)になると長くて3日とのこと。

飼い主にとっては心の消耗戦。「この子にとってはこれが自然な状態」と自分に言い聞かせ、心を安らかにするよう努める。瞑想したりしながら。

ただ、今、非常に心配になってきているのが肺がんの症状。単発の咳と喘息発作のような咳。一昨日は単発咳21回、喘息発作2回、昨日は単発咳29回、喘息発作2回、そして今日。昨日を上回るスピードで単発の咳をする。

肺がんは末期になるまで症状が出ず、体調悪化のために検査をして癌がわかった後の進行が速いらしい。ネットでは2週間という記事もあった。腎臓病と比べると肺がんの猫さんの闘病ブログは少ない。闘病期間が腎臓病と比べると短いからだろう。

肺転移がわかった9/16から日に日に咳の回数が増えていくのを見ていると、進行が速いというのを実感させられる。咳の数を数えても何もできないのはわかっているのだけれど。

麦生は泰然としている。私も受け入れなきゃ。

今の飼い主の心の状態は、上がったり下がったり気持ちが急変するのとはちょっと違う。泰然とした麦生を見て、「これでいいんだな」と穏やかになる自分がいるのだけれど同時にソワソワ・ヒリヒリと神経が傷ついている状態。自分の中に二人の自分がいる。統合できず苦しい感じ。

でも、やはり、一瞬一瞬を共にいる時間を与えてもらったわけだから大切に過ごそう。

全ての生き物が幸せでありますように。
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2018年09月25日

高齢猫の手術52(今を一緒に)

9/16、レントゲン検査で肺に転移と言われた日、先生に強制給餌の止め時について聞く。

飲み込めなくなるらしい。強制給餌をすると、クチャクチャと口を動かすけれどいつまでも口の中に残っているそうだ。

うちの子はまだ飲み込む。それに、ようやく見つけた不味くない腎臓病食のザナベレ ウリナリー(ドライフード)は強制給餌をしているときでも自分から食べようとする。

まだ、いけるのではないか。

9/16と17の二日間、強制給餌は、ウェットフードの中でも比較的カロリーが高いスペシフィックのFKWメインでキドナ(粉ミルク状)をサブで与えた。キドナを与えたのは水を飲む量が減っている気がしたから。心臓に負担がかかる皮下輸液はやらないと決めたため少しでも水分を経口で飲ませる必要があった。

ウェットフードの1日の必要量は結構多く、強制給餌は飼い主にとっても辛い。一時的な食欲不振なら心を鬼にして与えるけれど。。。

18日、先生に相談してキドナだけにすることにした。1日に二袋を人肌のお湯で溶かして与える。これも結構な量だけれど、腎臓病で脱水気味なので水分は必要。まだ罪悪感は小さくて済む。必要量を1日6回に分けて与えることにした。

20日、午前6時。1回目のキドナ。あまり好きな味ではないようでちょっと嫌がる。強制給餌の後、ゼーゼーヒーヒーという喘息のような咳を引き起こしてしまう。この咳き込みの後は吐くことが多かったので神仏ご先祖様に「救けて」と祈る。祈りが通じたようで咳だけですんだ。

しかし、その後、9時ころ嘔吐。それを見て心が決まった。もう、強制給餌はやめよう。自分からは食べないので強制給餌を止めることの意味は明白だが、それが自然なのだ。

自分から食べなくなった7/14から2か月。17歳7か月の老猫の強制給餌としては十分すぎる程長い期間だ。

強制給餌を止める決意をした理由としては癌が肺に転移していたことも大きい。強制給餌で栄養補給しても癌にエサを与えるようなものではないかという疑問がぬぐえない。

不思議なもので転移を知った9/16以降、単発の咳と喘息のようなプチ発作の頻度が少しずつ上がってきている。「ばれちゃったから、咳、解禁」というわけでもあるまいが。でも9/16を境にというのは本当。具合が悪くなった9/10以降、四六時中といってもいいくらい、私はムギオを観察している。単発の咳は本当に9/16以降に始まったのだ。


強制給餌を止めてどうするか?腎臓病の療法食はたぶん食べない(実際、食べなかった)。とにかく食べてくれるなら何でも良い。

そこで「ちゅーる」の出番。強制給餌中も「ちゅーる」は自分からペロペロ食べた。ただ、「ちゅーる」はあくまでもおやつなので、療法食にする前に与えていた高齢猫用のプレミアムフード(ドライ)、療法食をなかなか食べてくれなかった時に与えていた一般食の高齢猫用缶詰やパウチ。

食べてくれなきゃ、万事休す。ウェット(缶詰、パウチ)フードの上にちゅーるをのせてみる。最初は素通り、次にニオイを嗅ぐ。

夜中にペロペロと食べ始めたときは小躍りぜんばかりに喜ぶ飼い主。久しぶりに自分から食べて力が出たのか、昔よくやっていた複合機からデスクへのジャンプを見せてくれた!

とはいえ、体重を維持するために必要な量には全然足りていない。ついつい奇跡を期待しそうになる自分を戒める。

9/20に強制給餌を止めてから今日で5日。徐々に食べる量は減っている。これが生き物としての自然なのだと自分に言い聞かせる。それでもこれから訪れることを思うと心が折れそうになる。自分で自分を追い詰めて苦しがっている。これではいけない。

そうは言っても私にはもう一つ大きな不安がある。肺がんが今後どうなっていくかだ。咳と喘息のようなプチ発作の回数が増えてきている。呼吸困難になるのだろうけれど、いつ?

不食については自然な最期を迎えるために動物の本能でそうしているのだろうから本人(本猫)にとっては苦痛ではないのだろう。でも、呼吸困難の方は。。。。安楽死という言葉が頭をよぎる。

不安と恐怖と悲しさと苦しさに飲み込まれそうな今こそ、瞑想で心を鎮めたいのだけれど、9/23のヴィパッサナー瞑想の1day合宿は欠席することにした。今は少しでも長くムギオの側にいたい。

9/23に参加するとお伝えしていた方にキャンセルしたことをお知らせしなくては。縁あってご本をいただいたり、お食事をしたりした。奇しくも彼女は肺がんや喘息等呼吸器の病気の内科専門医。これもまた何かのめぐりあわせかな。

メールをしたところ、彼女は上京中。1day合宿の事務局から「キャンセルが出た」という連絡があり、急遽参加を決めたそう。キャンセルと聞いたとき、私のことが頭に浮かんだとのこと。うん、たぶん、タイミング的にそれは私のキャンセルだな。

彼女から、肺がん末期の症状、患者の中で何が起こり、それが患者にとっては何を意味するのか、何をした方がよいのか、何はやっても意味がない(むしろやるべきではない)のか、とても丁寧なメールをいただく。

肺がんに対する恐怖と不安はずいぶんと解消できた。もちろん、その時になったら最初はうろたえるだろうけれど。たぶん教えていただいたことを思い出して一所懸命やるだろう。

彼女と初めて会ったのはムギオが最初の癌の手術をした2016年の12月。その時の出会いは今日この時のためだったのではないかと思ってしまうくらい不思議でありがたいめぐりあわせだ。

「江田さん、自然に任せるのが一番です」という言葉に救われる。このやり方で良いのだと思いながら、過去でもなく未来でもなく、今という時を一緒に過ごせる幸せ。感謝が溢れる。

全ての生き物が幸せでありますように。
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2018年09月19日

高齢猫の手術51(肺転移)

9月16日、日曜の午後は休診だがエコーとレントゲン検査のご対応をしていただく。

まずはレントゲン。体を横にするため、麦生が嫌がっているようだ。鳴き声がする。

「肺に転移しています」と先生。0.1秒くらい、キョトン。主語は? でもすぐに理解した。

癌が肺に転移。レントゲンを見せていただく。結構大きい。肺門のあたりも白くなっている。後で闘病記録を見直してみると去年の10月くらいから時々喘息のような咳こみの後、嘔吐という記述が時々出てきていた。

病理検査では、2015年5月に腸の手術をした段階で、脂肪やリンパに浸潤している可能性ありと言われていたので、ショックではあったけれど驚きはない。ついに来たかという感じ。

抗がん剤治療もしていないのに2年4カ月もよく頑張ってくれました。でも、肺はなぁ。。。人間の癌でも肺の癌は患者さんにとって苦痛の大きい癌と聞いたことがある。

癌に関しては私はもとより先生も何もできない。

次にエコー検査をしていただく。横にして体の片方を10分、計20分くらい。

心筋の厚さは心臓病のボーダーラインの6ミリ。場所によっては少し薄くなる。グレーゾーンだそうだ。血液の逆流はない。これは朗報。

ただ血液検査(BNP検査)の結果もあるし、心筋はグレーゾーンなのでフォルテコールという血圧を下げるお薬は続けることにする。ラプロスも同じような効果があるため、併用して大丈夫かを確認。特に問題はないそう。ネットでも併用する例は多いという記事が多数あり。

検査は終わり。皮下輸液は心臓に負担がかかるので中止。水分は口から摂取してもらうしかない。そこで気になる点を先生に確認。腎臓病に関する血液検査の値はそんなに悪くないのに9/12からおしっこの量が急激に増え、今も続いていること。ここ1か月は1日4回だったのに、10-12回になってしまった。これは腎臓病の悪化ではないの?

実は過去にも多飲多尿が続くのに血液検査は異常なしということがあった。次の血液検査では値が一気に悪化していた。だから、腎臓病が血液に反映するには時間差があるのではないかと疑っている。先生も腑に落ちない感じ。

今後の方針を先生と話し合う。9/14に先生から「あと数週間と言うことも覚悟」と言われたけれど、だからと言って諦めるわけにはいかない。

お薬:ラプロス、フォルテコール。サプリ:カリナール1&2、貧血用のビタミン・鉄等のリキッド。整腸剤(ビオイムバスター)。以上。

“腎臓の健康をサポートするアプリ”のアゾディルはいったん中止。これは先生の指示ではなくて、私がなんとなく思っただけ。

皮下輸液は心臓に負担がかかるのでできる限り行わない。よって、水分は口から補給。腎臓の状態が悪いのか、この2日は自分から水をよく飲む。ただ、それ以上におしっこで出しているから水分は補給してやらねば。

あとは体重の維持。強制給餌を頑張るしかない。でも、強制給餌というのは罪悪感が強くてしんどい。7/14以降、自分からはほとんど食べないのでウェットフードを注入器で与えているがこれは全く自然ではない。食べないということは死の準備に入りたいということではないか。

本人(猫)が自然な死を迎えようとしているのに、飼い主が強制的にエサを与え、無理やり生かそうとしているのでは。今を乗り越えたら、また自力で食べてくれるようになるのであれば希望をもって頑張れるのだけれど。それがわからないから飼い主はつらい。一所懸命頑張っていることが相手を苦しめている可能性があるのだから。

9/16の夜はかなりぐったりしており、強制給餌には殊の外罪悪感を感じた。おまけに、湿った感じの「ゴホッ」という単発の咳をしているのを見たりすると、癌に肺が圧迫されて苦しんでいる(かもしれない)子にこれ以上生きろというのは酷という思いと、自力では食べようとしないのだから強制給餌を止める=死へのカウントダウンという思いと、何日かかるのか、自分はそれに耐えられるのか、という思いで、「わーっ」と叫びだしたくなった。

このところ、私もあまり眠れていないからな。。。。。やばいと思い、17日、実家に電話する。母と話をして大分落ち着く。

ソワソワウロウロは9/11と9/12がピークだった。今、日中は静かに寝ている。夜も概ね寝てはいるのだけれど、おしっこの回数が増えているので、その都度私も目が覚める。眠りが浅いため、咳の音でも目が覚める。そんなわけで熟睡はしていない。よろしくないなぁ。。。

というわけで、本日9/19の午前中は、「何もかも忘れて寝る」と自分に宣言して眠ることにした。肺がんによる呼吸困難とか、まだ起こっていないことを不安に思ってもしょうがない。なるようにしかならない。

結局眠れたのは1時間程度だったけれど、少し、気持ちが軽くなっている。やはり、人間、眠らないとおかしくなりますな。

9/23の地橋先生のヴィパッサナー瞑想の1day合宿は残念だけれど欠席だ。本当は別れの恐怖と不安と強制給餌に対する罪悪感で心が折れそうになっている今こそ、1日どっぷり瞑想に浸る必要があるのだけれど。

既に2年4カ月も病気と闘ってくれている猫を頑張らせすぎないよう、
強制給餌を止めるときを私が正しく見極められるよう、
穏やかな気持ちで見送れるよう、

23日は自宅で瞑想することにしよう。

全ての生き物が幸せでありますように。
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2018年09月14日

高齢猫の手術50(心雑音)

9/13、麦生は少し安定。11時過ぎにドライフードを自分から食べに行く。数粒だけれど。

2,3時間の外出なら大丈夫だろうと思い、自宅での輸液に備え、ネイルサロンで爪を短くカット。

そして今日9/14は輸液の練習をさせていただく日。注射針を刺すという初めての経験に緊張しながら病院へ行く。

今日はやけに長く聴診器を当てていらっしゃるなぁ、、、と思っていたら、「心雑音があります」と先生。

心臓病の疑い。えっ?

どうやって診察するのかと聞くと、エコー、レントゲン、血液検査とのこと。血液検査で反応が出た場合、最終的にはエコーとレントゲンで診察しないと詳しいことはわからないそうだ。どのみちエコーなら今日お願いしたいところだが、今日は無理とのこと。

足元のふらつきは高齢と体重減で筋力が落ちているせいかもしれないけれど、心臓病のせいかもしれないそうだ。

検査をするにあたり、一番気になるのは心臓病とわかったところで治療法があるのかという点。投薬治療になるそうだ。だったら検査しても良いかな。

しかし、負担の大きな検査はしたくない。血液検査の方でなんともなければエコーとレントゲンは不要になる。なんともないことに賭けて血液検査をすることにした。

それにしても9/11と9/12の二日連続で診察されていたのに心雑音はしなかったのだろうか?9/11にわかっていたら、血液検査は一回で済んだのに。そのことを先生に確認したところ心雑音がしたのは今日のみとのこと。

心臓バイオマーカーのNT-proBNP検査。一緒に白血球の検査もしていただく。

白血球の方は20800/μLだった。9/11は33500/μLだから抗生物質を注射して3日で大幅改善。正常値まであと一歩。ヘモグロビン、ヘマトクリットの値も改善。両方とも正常範囲に入っていた。血小板はまだ正常範囲ではないけれど9/11よりは改善。

一方、悪い結果はNP-proBNP検査の方。心臓病の可能性あり。

「この子、白血球の値も3日で改善したし、BNPの方もたまたまってことはありません?」と聞くと、「この検査はかなり信頼性が高い」とのこと。ただ、心臓のどこが悪いのかはエコーとレントゲン検査をしないとわからないのだそうだ。

さらにショックだったのは、皮下輸液は心臓に負担をかけるので心臓病の場合、あまりやらない方がよいということ。

「あと数週間というレベルかも」と言われた子に負担をかける検査をすべきか。心臓病を優先するか、脱水症状を優先するか。

結局、年を取ると体ってこうなるんだな。あっちこっちの臓器が機能不全に陥る。そうじゃなきゃ、癌。そういえば、この子、腺癌だった。病理検査では脂肪とかリンパに浸潤(?言葉が間違っているかも)と言われた。手術では腸の癌のみ切除。

手術後、抗がん剤治療をしない場合の平均余命は7週間というデータがあるという説明を受けた。でも、もう2年4カ月も生きてますけどね。

なんだか、色々ありすぎて頭も心もキャパオーバー。本来やる予定だった皮下輸液の練習をする気力は残っていなかったけれど、先生に「一部だけでもやってみます?」と言われ、空気抜きとかしていたら、いつの間にか針を渡され、注射していた。

看護師さんが押さえていて下さればできないことはないのだな。問題は自宅で一人でできるかどうかだ。

いやいや、心臓病なら輸液はあまりやらない方がよいって言われたし。口から摂取してもらうしかない。飲んでくれるかな。うちの子の体重だと食事からとる水分も含めて200cc位飲まないといけないらしい。どうしたものかなぁ。

何気に人生で最もハードな状況ではないだろうか。

そうだ。白血球以外にも良いことがあった。体重がちょっとだけ増えていた。9/11が2.56キロ。今日は2.67キロ。これはとても良いこと。先生にもほめていただいた。

何か1個でもよくなっていると嬉しい。
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高齢猫の手術49(皮下輸液)

四六時中不安と恐怖に苛まされるとき、自分がどういう状態になるのか理解できた。

まず、疲れていても眠れない。舌の付け根のあたりからみぞおちまで締め付けられる。普段意識しない食道が存在を主張する。何か詰まっているような感じでムカムカと吐き気がする。ずっと。かなりきつい。

9/12夕方、病院に麦生を連れて行った。皮下輸液をしに。

9/11の血液検査では白血球が33500/μL(標準レンジの上が19500/μL)になっており、抗生剤を注射。その後の麦生の様子を詳細に先生に報告。

診察台の上で少しよろける麦生。先生の表情が曇る。「厳しい状態なのでしょうか?」と聞くと、「厳しいことを言うようですが、あと数週間といってもいいような状態」とのこと。

あまりショックは受けない。9/11から9/12にかけての様子は明らかに今までと違ったから。辛いけれど現実。

9/12の輸液は150cc程度(9/11は250cc)。輸液のし過ぎも肺に水がたまったりしてよろしくないそうだ。

通院はうちの子には大きなストレスだし、このまま水を飲まなければ輸液で命を繋がなくてはならない。自宅で輸液ができるよう輸液セットを購入。取扱い方を教えていただく。先生は、「やってみますか?」とおっしゃったけれど、既に一杯一杯だったので、実際に針を打つのは次回9/14の通院で挑戦することにした。

食事をしない。水も飲まない。

この現実をどう受け止めるか。強制給餌と輸液を止める決断は私しかできない。長年の友人に不安な気持ちをメールしたところ、「麦ちゃんを頑張らせすぎないで自然な形でlet goできるといいね」という返事をもらう。そうだね。本当に。

その時を見極められますように。麦生のために最善の選択ができますように。
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2018年09月12日

高齢猫の手術48(ウロウロ)

食欲増進剤のせいだろうか。落ち着きがない。体力が落ちているのだから一所で休んで欲しいのだけれど、自分のベッド、ソファの下、私のベッドをウロウロ。

足取りがおぼつかなくてよろける。警戒しているときの姿勢を低くした歩き方。私のベッドに登る度、落ちるのではないかとヒヤヒヤする。

ロシアンブルーはめったに鳴かない猫種で鳴くとしても声を出さないミャァ。でも昨夜は唸るように鳴くこと3回。ただし声は大きくない。何か気持ち良くないことがあるのだろうけれど。わからない。

私がベッドに入ると近くに来て座る。何度も姿勢を変える。どこか痛いのか、苦しいのか、わからない。寝ているのかと思って見ると目を見開いている。

麦生がベッドから降りるたびに後ろからそっと付いていく。家の中をゆっくりと歩いている。巡回パトロールのようだ。寝場所を探しているのだろうか・・・。

唯一自分から食べるちゅーるも食べたり食べなかったり。水を飲まないのが気がかり。明日病院は休みなので、日中水を飲まなければ、夕方、輸液をしに病院へ行こう。自宅での輸液を導入するか検討した方がよさそうだ。注射が怖いなどと言っている場合ではない。

食事は強制給餌の回数を減らし、一回当たりの量を増やす。私が家にいるときは1日6回与えていたけれど、病院では朝夕の2回らしい。その代わり、1回あたりの量がびっくりするくらい多い。

一度にそんなに与えて大丈夫かと心配になるけれど、今のように私が家にいるときと留守にするときで給餌回数が異なるのはよくないだろうから、朝夕の2回にシフトしていこうと思う。

10月は山口、茨城、富山と日帰りや前泊出張が多い。山口の新幹線日帰りは行きはよいよい帰りはきつい。富山は今年も無理を言って三連続日帰りにさせていただく。飼い主も体力をつけておかなくては。

お互い頑張りましょう。

全ての生き物が幸せでありますように。
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2018年09月11日

高齢猫の手術47(白血球)

麦生の体調が悪い。9割方、注入器による強制給餌で1割位はドライフードをつまんでいたのに、この一週間はドライフードに近寄ろうともしない。

鳴き声も弱々しく、後ろ首をつまむといつまでも戻らない。脱水症をおこしているようだ。

輸液のために病院へ連れて行く。体重がまた減った。7/13は2.85キロあった。今日は2.56キロ。

かなり弱っているので負担になることはできるだけ避けたかったけれど、何が起こっているかは血液検査をするしかない。

結果、腎臓病の状態を示すBUNは39.8r/dL。前回5/28は33.9r/dLなのでやや悪化だけれど、クレアチニンは前回2.3r/dLから1.6r/dLに改善。なんとクレアチニンは正常値になっている!

ラプロスのおかげ? ラプロスは直接的に腎臓病に効く薬ではないけれど、先生によるとクレアチニンの値が改善することはあるそうだ。BUNもそんなに心配するほどではないとのこと。

カルシウムも改善。こちらは癌があると値が上がることがあるそうで警戒していたのだ。

今回、大幅に悪化していたのが白血球とヘモグロビン、ヘマトクリット。白血球は標準値上限が19500/μLに対し、33500/μL。2年前の開腹手術後ですら25000だったのに。

抗生剤の注射を打つ。2,3日様子を見て改善しない場合は投薬に切り替える。貧血のサプリ(鉄・銅・ビタミンB群)も与えることにする。これは手術後の貧血の時も飲ませていたリキッド。

あとは食欲増進剤。副作用はないとのこと。人間だと、免疫力が低下しているんだからちょっと胃を休めて、、、、と思ってしまうが、とにかく食べさせて腸から栄養を摂らせないことには生命が維持できないから、とのこと。

自力で食べないということは放置すれば自然死ですかと先生に尋ねたところ、そういうことになるでしょうとのこと。

強制給餌をして、点滴して。これは飼い主のエゴではないかという疑問が1%くらい頭をかすめたけれど、いやいや表情や動きを見てもまだ許される範囲だろうと思う。

先生も、「血液検査の結果からもまだいける。白血球の値さえ改善すれば」とのこと。

静かで心地良い環境を整え、必要量の食事を食べてもらう。

麦ちゃん、頑張ろうね!

全ての生き物が幸せでありますように。
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2018年08月20日

高齢猫の手術46(咳)

先週1週間、ほぼ自分から食事をしなくなったので100%強制給餌。「ちゅーる」を与えるとペロペロ舐める。それが食欲を呼び起こしたのか、1日に1、2回くらいはドライフードを食べるようになった。ほんの数粒だけれど。

トイレの粗相が5回ほど。ボケたり、目が見えなかったりするわけではない。トイレのふちに乗って用を足すのだが、向きを間違ったみたい。5連続というのはちょっと??だけれど。これはそんなに心配しなくてもよい(気がする)。

気になるのは咳。喘息のような。咳の後は決まって吐く。空腹時に咳き込んで吐くパターンと、強制給餌の直後に咳き込んで吐くパターン。高齢者も誤嚥性肺炎は要注意というから注入器で餌を流し込むときは気を使ってはいるのだけれど。

今朝、咳き込んだ後、嘔吐。少し血が滲んでいるようだ。咳き込みすぎて気管に傷がついたのだろうか。

病院に連れていくか悩む。通常なら病院に駆け込むところなのだけれど。いろいろ検査をしたとして効果的な治療法があるなら連れていく意味もあるのだけれど。

検査のための検査をしても辛いだけだから。まずは先生に症状をお話して診察をうけるかどうかを決めよう。

病院通いは大きなストレスになるのでできるだけ連れて行きたくない。QOLが上がるようなら連れて行く。お薬をいただきに行く際、そういう相談に丁寧に応えてくださる先生なので本当に感謝している。

今週半ばから月末まで飼い主はお客様先に詰める日が続く。乗り越えよう。

全てのいきものが幸せでありますように。
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2018年07月20日

高齢猫の手術45(強制給餌)

病院に点滴に連れて行き、体重測定。また少し減っている。

ドライフードを食べない。常時3種類与えていて、こまめに入れ替えているのだけれど。歯が悪くなっているわけでもないのに。

強制給餌の頻度と量を増やす。1日の必要カロリーの大半を強制給餌で与えないといけない状態。

便は良好。嘔吐の頻度は減っている。

そして今年もやってきた10月、11月の北陸出張の日程決め。

かれこれ10年続いている大切なクライアント様。前職の同僚コンサルタントがプロマネで私はメンバーとして参加。

麦生が手術をした2016年は体調が安定していなかったので不参加。

2017年は、それまで3連泊の出張だったところを1泊1日帰りで対応。理解のあるクライアント様とプロマネさんのおかげ。

そして今年もプロマネさんからお声がけをいただく。

クライアント様の重要な人事プログラムの一環。その準備と本番支援。参加する限り、何があっても休むわけにはいかない。

一方、麦生は来週の予測はつくけれど再来週どうなっているかはわからない。

悩みに悩み、日帰り参加でOKならば参加させていただくことにする。

肉体的にはハードだけれど、シッターさんに投薬と強制給餌はお願いできないし、夜、様子を見ることができるのは私の精神衛生上は良い。

とりあえず、この「命にかかわる危険な暑さ」を乗り切ろう。

すべての生き物が幸せでありますように。
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2018年06月29日

高齢猫の手術44(アゾディル再開)

突然の下痢の原因がラプロスなのかアゾディルなのかを検証し始めて16日。下痢の原因はラプロスではなかったみたい。これで安心して腎臓病(の悪化を遅らせる)薬を続けることができる。

次はアゾディル。先生と相談して規定の半分の量から再開することにした。免疫力強化のためには腸内環境が重要らしいので乳酸菌系のサプリは何かしら飲ませたい。癌の再発予防に少しでも役に立つのではないかと思って。

根拠はないけれどアゾディルも大丈夫な気がする。猫ってそういう生き物だ。

目下の気がかりは体重。強制給餌も続けているけれど。。。なかなか増えない。

私が食べる玄米の3倍以上のお値段の超プレミアムなグルテンフリーの腎臓病用ドライフード。またまたぱったりと食べなくなった。おいしそうなんだけどな。

夏の先取りみたいな天気だと思っていたら、梅雨が明けたらしい。関東甲信地方で6月中の梅雨明けは観測史上初なんだそう。平年が7月21日というのはちょっと驚きですが(そんなに遅かったっけ?)。

今週は3日間、研修のお仕事が入っていたので飼い主はもうヘロヘロだ。運動で痛めた足の甲も一向に腫れが引かず、駅弁のいかめし状態。いつになったら治るんだろう。鎮痛剤も効かないし。

「6末頃ですかねぇ〜〜」と言っていた提出物がいくつかあった気がする。。。確かあった。やらねば。

すべての生き物が幸せでありますように。
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2018年06月14日

高齢猫の手術43(経過)

突然の下痢が6/1。サラゾピリンでいったん回復に向かうが6/9朝にかなりな水様の下痢。6/10からサラゾピリンの量を2倍にして様子見。

6/11朝は水のような下痢。夜、2回目のうんちで突如大復活。きれいなかりんとう型うんち!

6/12もいいうんち。

6/13、朝のうんちは三歩後退。夜のうんちはGood。でも、もともとうんちは1日一回なので、まだ本調子ではない。夜、ベッドの上で久しぶりのケホケホの後、嘔吐。

6/14。ケホケホ、ゼーゼーの後、嘔吐。この喘息のような咳は1か月以上止まっていたのに昨日から喘息と嘔吐がセットでやってくる。うんちはまあまあいい形。

昨日から強制給餌で与えたフードをそのまま吐いている感じなので、強制給餌がためらわれる。ただ、体重が下げ止まらないので強制給餌は続けた方がよいと思うのだけれど。

深夜、カシャーンと何かが割れる音。ソファー横の小テーブルに載せていた小鉢を麦生がチョチョイと落とす。

ゲーム感覚?もう廃盤になった商品なので探すの大変なんだけどな。コーヒーカップやケーキ皿などいくつ割られたことだろう。

不思議と全然腹は立たない。チョチョイと押して動くような物をテーブルの上に置いておく方が悪いのだから。

ラプロスを飲ませた後に吐いているような。気のせい?観察しておこう。

すべての生き物が幸せでありますように。
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2018年06月10日

高齢猫の手術42(当面の方針)

主治医の先生と6/1以降の下痢・嘔吐に対する当面の方針を決定。

一つ目。5/28にスタートした乳酸菌サプリを中止。このサプリが下痢・嘔吐の原因というわけでなく、原因を探すための第一段階。

二つ目。腸の炎症を鎮めるお薬(サラゾピリン)は続行。下痢はいったん回復傾向にあったのだけれど、9/9からまた悪化。その間、服用していたサラゾピリンは効かなかったのかもしれないけれど、いったん回復に向かっていたので、服用量を増やして続行。

三つ目。強制給餌は続ける。体重が落ちてきているから。ただし、スペシフィックのFKW(療法食)から5/28以前に与えていたフォツァ10の療法食(ウェットタイプ)に戻す。これも下痢の原因(の可能性)をつぶしていくため。

こういうとき、自営で良かったと思う。クライアントを訪問する以外は自宅で作業できるから。

うちの猫は他人に興味津々だけれど、他人を決して寄せ付けない。10年近くお世話になっているキャットシッターさんですら一度も触れていないそうだ。

強制給餌も投薬も私しかできない。なので、自宅で私が強制給餌できる今のワークスタイルは本当にありがたい。

秋から出張が増えるのが心配だなぁ。。。できる限り日帰りにしているのだけれど、一昨年三日連続富山日帰り出張になった時は飼い主の方が息も絶え絶えな感じになった(クライアント様の温かいご理解があってこそ。感謝しつくせません)。

結構重苦しい日が続いているのだけれど、こうやって向き合えていること自体は幸せなことだと気づく。突然の病や事故で愛する存在を失う場合もあるし、別の悩みを抱えていて向き合えないまま失って後悔してもしきれないという場合もある。

すべての生き物が幸せでありますように。
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