組織は 人が 生きて 成長する場
Living & Growth
そこが活力と熱中とプライドでみなぎる場所となるためのお手伝いをいたします
リビングロース・コンサルティング株式会社のホームページはコチラ

2018年09月25日

高齢猫の手術52(今を一緒に)

9/16、レントゲン検査で肺に転移と言われた日、先生に強制給餌の止め時について聞く。

飲み込めなくなるらしい。強制給餌をすると、クチャクチャと口を動かすけれどいつまでも口の中に残っているそうだ。

うちの子はまだ飲み込む。それに、ようやく見つけた不味くない腎臓病食のザナベレ ウリナリー(ドライフード)は強制給餌をしているときでも自分から食べようとする。

まだ、いけるのではないか。

9/16と17の二日間、強制給餌は、ウェットフードの中でも比較的カロリーが高いスペシフィックのFKWメインでキドナ(粉ミルク状)をサブで与えた。キドナを与えたのは水を飲む量が減っている気がしたから。心臓に負担がかかる皮下輸液はやらないと決めたため少しでも水分を経口で飲ませる必要があった。

ウェットフードの1日の必要量は結構多く、強制給餌は飼い主にとっても辛い。一時的な食欲不振なら心を鬼にして与えるけれど。。。

18日、先生に相談してキドナだけにすることにした。1日に二袋を人肌のお湯で溶かして与える。これも結構な量だけれど、腎臓病で脱水気味なので水分は必要。まだ罪悪感は小さくて済む。必要量を1日6回に分けて与えることにした。

20日、午前6時。1回目のキドナ。あまり好きな味ではないようでちょっと嫌がる。強制給餌の後、ゼーゼーヒーヒーという喘息のような咳を引き起こしてしまう。この咳き込みの後は吐くことが多かったので神仏ご先祖様に「救けて」と祈る。祈りが通じたようで咳だけですんだ。

しかし、その後、9時ころ嘔吐。それを見て心が決まった。もう、強制給餌はやめよう。自分からは食べないので強制給餌を止めることの意味は明白だが、それが自然なのだ。

自分から食べなくなった7/14から2か月。17歳7か月の老猫の強制給餌としては十分すぎる程長い期間だ。

強制給餌を止める決意をした理由としては癌が肺に転移していたことも大きい。強制給餌で栄養補給しても癌にエサを与えるようなものではないかという疑問がぬぐえない。

不思議なもので転移を知った9/16以降、単発の咳と喘息のようなプチ発作の頻度が少しずつ上がってきている。「ばれちゃったから、咳、解禁」というわけでもあるまいが。でも9/16を境にというのは本当。具合が悪くなった9/10以降、四六時中といってもいいくらい、私はムギオを観察している。単発の咳は本当に9/16以降に始まったのだ。


強制給餌を止めてどうするか?腎臓病の療法食はたぶん食べない(実際、食べなかった)。とにかく食べてくれるなら何でも良い。

そこで「ちゅーる」の出番。強制給餌中も「ちゅーる」は自分からペロペロ食べた。ただ、「ちゅーる」はあくまでもおやつなので、療法食にする前に与えていた高齢猫用のプレミアムフード(ドライ)、療法食をなかなか食べてくれなかった時に与えていた一般食の高齢猫用缶詰やパウチ。

食べてくれなきゃ、万事休す。ウェット(缶詰、パウチ)フードの上にちゅーるをのせてみる。最初は素通り、次にニオイを嗅ぐ。

夜中にペロペロと食べ始めたときは小躍りぜんばかりに喜ぶ飼い主。久しぶりに自分から食べて力が出たのか、昔よくやっていた複合機からデスクへのジャンプを見せてくれた!

とはいえ、体重を維持するために必要な量には全然足りていない。ついつい奇跡を期待しそうになる自分を戒める。

9/20に強制給餌を止めてから今日で5日。徐々に食べる量は減っている。これが生き物としての自然なのだと自分に言い聞かせる。それでもこれから訪れることを思うと心が折れそうになる。自分で自分を追い詰めて苦しがっている。これではいけない。

そうは言っても私にはもう一つ大きな不安がある。肺がんが今後どうなっていくかだ。咳と喘息のようなプチ発作の回数が増えてきている。呼吸困難になるのだろうけれど、いつ?

不食については自然な最期を迎えるために動物の本能でそうしているのだろうから本人(本猫)にとっては苦痛ではないのだろう。でも、呼吸困難の方は。。。。安楽死という言葉が頭をよぎる。

不安と恐怖と悲しさと苦しさに飲み込まれそうな今こそ、瞑想で心を鎮めたいのだけれど、9/23のヴィパッサナー瞑想の1day合宿は欠席することにした。今は少しでも長くムギオの側にいたい。

9/23に参加するとお伝えしていた方にキャンセルしたことをお知らせしなくては。縁あってご本をいただいたり、お食事をしたりした。奇しくも彼女は肺がんや喘息等呼吸器の病気の内科専門医。これもまた何かのめぐりあわせかな。

メールをしたところ、彼女は上京中。1day合宿の事務局から「キャンセルが出た」という連絡があり、急遽参加を決めたそう。キャンセルと聞いたとき、私のことが頭に浮かんだとのこと。うん、たぶん、タイミング的にそれは私のキャンセルだな。

彼女から、肺がん末期の症状、患者の中で何が起こり、それが患者にとっては何を意味するのか、何をした方がよいのか、何はやっても意味がない(むしろやるべきではない)のか、とても丁寧なメールをいただく。

肺がんに対する恐怖と不安はずいぶんと解消できた。もちろん、その時になったら最初はうろたえるだろうけれど。たぶん教えていただいたことを思い出して一所懸命やるだろう。

彼女と初めて会ったのはムギオが最初の癌の手術をした2016年の12月。その時の出会いは今日この時のためだったのではないかと思ってしまうくらい不思議でありがたいめぐりあわせだ。

「江田さん、自然に任せるのが一番です」という言葉に救われる。このやり方で良いのだと思いながら、過去でもなく未来でもなく、今という時を一緒に過ごせる幸せ。感謝が溢れる。

全ての生き物が幸せでありますように。
posted by Livingrowth at 06:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 高齢猫の手術
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/184510592
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック