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2018年04月05日

「時間」の流れのコペルニクス的転回

昨年秋以降少々仕事を詰め込みすぎて心身ともに枯渇状態が続いていたところへ飼猫の体調悪化でちょっとした引きこもり状態になっておりましたが4月に入るといろいろ現実に引き戻されます。

税理士の先生から、「そろそろ…」というデータ催促のメールは来るし。年度替わりのどさくさで「へ?」とか「ありぁ」とかな行き違いが発生するし。

確かに、そろそろ、自分に喝(活、克)ですなぁ。

詳しくは書けないけれど、今、戦略(意思決定)の失敗を総括するための研修の資料を作成中。狙いは、過去の失敗に委縮することなく、リスクを取ってギリギリのところで勝負できる強かで思慮深い組織作りにある。

生の素材があるってすごいと思います。こういう言い方は語弊があるかもしれないけれど、この素材の持つパワーをどう活かすか。今まで戦略立案研修を行ったことはありますが「フレームワークを使って分析してみましょ」で終わっちゃってたなぁ…(反省)。

資料作りをしていて目に留まったネットの記事。小学館の『大辞泉』が毎年(たぶん)募集している「あなたの言葉を辞書に載せよう」キャンペーン。

2013年は「失敗」がテーマだったようで、優秀投稿作品から二つご紹介します。

「挑戦することで得られる成果物の一形態。果実にはならないが肥料にすることができる。kobo-qさん」

「成功するために避けては通れない経験。人を賢く、優しく、強く、そして前進させる。ケビンケイさん」

どちらも大共感です!

もう一つ、こっちはTVから拾ったもの。TVをつけたままうたた寝していて、ふと目を覚ますとNHKの視点論点。佛教大学の瀬戸賢一教授が「時間」という概念について、目から鱗、コペルニクス的転回、なお話をなさっていた。

瀬戸教授は英語学、言語学の先生らしいです。で、世界中の言語が「時間」を「流れるもの」としてとらえていて、じゃあ、どう流れているのかと問うと、百人中九十九人が「過去から未来に向かって流れている」と答えるそうです。

確かに。そうだよね。

でも、瀬戸教授曰く、「逆です。時間は未来から過去に向かって流れていることが言語学上証明できます」とのこと。

桃太郎のお話で、川上から大きな桃がどんぶらこっこと流れてくる。川の上流が未来、下流が過去。桃という出来事が時間という川の流れに乗って、川上(未来)からこっち(現在)、そしてさらには川下(過去)へ流れてく。

別のたとえで、空港とかにあるムービングウォーク。あれを逆向きに乗って動いているところを想像してみてください。

ベルトが向こうから流れてくる。自分は向こうに向かって歩いている。ベルトが時間です。地面(ベルト=時間)が動いているので、一所懸命動いていても自分は「今(現在)」にとどまっているように見えます。

寝起きでボーっとしながら視聴したのですが、「時間は過去から未来に向かって流れていくもの」という自分の中で当たり前としてきたことが、実は人間が使っている言語上は真逆(未来から過去に向かって流れている)であると論破されてしまって、とにかく驚きました。

現時点ではそれを知ったからと言って何か得したわけでも知恵がついたわけでもないのですが、何かこう、新たな視界が拓けそうな予感がします。

例えば、ゲシュタルト療法では「“今ここ(Now&Here)”にある自分への気づき」を重視しているのですが、私はこの、「“今ここ”に集中する」というのが今一つ分からず、“「“今ここ”に集中する」ことに集中する“という気持ちの悪さ(議論のための議論的な)を感じておりました。

それが、瀬戸先生の「逆向きのムービングウォークに乗って動いている」、つまり、「未来から流れてくる時間の中で、一所懸命動いて現在(今ここ)に踏みとどまっている」という解釈だと、「今ここ」というのが静態的イメージから動態的イメージに転換できて、なんだか、すっきりする。というか、「”今、ここ”にしっかり立つために必死で頑張ってんじゃん!」って感じで、自分に愛おしさを感じますね。

生きている限り、「時間」とは無縁ではいられません。「時間は未来から過去に向かって流れている」という視点で物事を捉えなおしてみると面白い発見があるのではないかと思っています。

ところで、私の趣味はタロットリーディングです。タロットの代表的な読み方に「スリーカード」というものがあります。カードを3枚並べて、過去、現在、未来を読み解きます。一般的には左から順に過去→現在→未来と並べて意味合いを解釈していくのですが、私のタロットの先生は逆向きに、未来→現在→過去の順でカードを引きます。

おお、これは瀬戸先生の時間の流れと同じ順番だ。過去が未来を規定するのではなく、未来が今と過去を規定するのかもしれません。

ではまた!
posted by Livingrowth at 10:50| Comment(0) | TrackBack(0) | オンの日常
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